
日本の伝統的な料理、懐石料理。その繊細な味わいと美しい盛り付けは、まるで食べる芸術品です。シアトルには、日本で厳しい修行を積んだシェフたちが地元の食材や新鮮な食材をふんだんに使って作りあげる懐石料理が楽しめるレストランがあります。ワシントン州と日本の四季の移り変わりを食を通して味わいながら、料理の背景や食材のストーリーを楽しみ、特別な時間を過ごしてみてください。
ShoMon Kappo Sushi 笑門

シアトルで約30年間にわたり江戸前寿司を提供してきた『Shiro’s Sushi』の姉妹店で、地元ワシントン州の食材と、日本から取り寄せたプレミアムな食材をふんだんに使い、伝統とモダンを融合させた割烹のコース料理が提供されます。エグゼクティブ・シェフの西岡真輝(にしおか・まさき)さんが率いる料理人のチームには、京都や広島でミシュランの星を獲得した高級割烹店での豊富な経験を持つ2人のシェフも。シンプルでエレガントな店内は、職人による和紙のライトや石州瓦など細部にこだわり、日本の割烹料理店を思わせるようデザインされているとのこと。料理人たちの技術を間近で楽しむなら中心にあるL字型カウンター(14席)、落ち着いた雰囲気で食事が楽しむならダイニングルーム(12席)が選べます。
Taneda たね田

日本・世界一周クルーズ・米国で合計30年以上にわたり料理人としてキャリアを積んできたシアトルのベテランシェフの一人、種子田英明(たねだ・ひであき)さんが、「自分の目の届く範囲で、若い頃に日本で修行した料理を出せる店を作りたい」という思いから独立。カウンター9席でコース料理のみを出すこぢんまりした店舗で、日本だけの食材にこだわらず、東京でも味わえない、ワシントン州の豊富な食材を使った「シアトルの寿司会席」が楽しめます。[もっと詳しく]
Towa

ベルビューで1986年から営業している『I Love Sushi on Lake Bellevue』が、寿司以外の日本食を堪能してもらいたい」という思いから、2023年秋に郊外のレドモンド市に開店した『Towa』。右手には炭火焼きもできるオープンキッチンのカウンター席、左手にはテーブル席があり、壁には窓を通して山並みが広がるような、手すきの和紙の作品が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。北海道札幌出身の北海道出身の森田吉徳さんが手掛ける懐石のメニューは、ワシントン州の地元食材や日本から輸入した食材がふんだんに使われ、美しい器もこだわりを感じさせます。スタッフの丁寧で親しみのこもったサービスは、さらに特別な気持ちにさせてくれるはず。全20席で、ディナーのみ。店名は日本語の「永遠」から。
Wa’z ワズ

オーナーシェフの俵裕和さんは、京都の料亭で修行を始め、さまざまな店で経験を積み、29歳で割烹店の料理長に。30代で一念発起して渡米し、さまざまなレストランで経験を積んだ後、2015年春に独立。ポップアップイベントの開催を経て、夢だった「自分の店」の開店を料理人になってから20年目で実現。メニューは月ごとのテーマで変わり、春夏秋冬のあるシアトルを存分に味わうことができます。[もっと詳しく]