12月になって一気に寒くなり、曇りと雨の日が続くようになりました。明日からさらに天候が不安定になって、来週は atmospheric river(大気の川)が大雨を降らすとの予報が出ています。
周りでは風邪でダウンしたという話を聞くことが増えてきましたが、我が家のスポーツ少年も疲れが出たのか感謝祭の連休あけの月曜日に登校した後、「体調が悪くて、熱が100.8°F(約38.2°C)になったから帰る」と連絡がありました。早退して翌日は一日寝て過ごし、水曜日には無事に元気になって登校しましたが、食欲があったのは安心材料でした。
アメリカでは「この程度の発熱なら、まずは家庭で様子を見る」という考え方ですね。ただし、高熱が続く場合(例えば38.5°C以上が3日以上続く)、呼吸困難がある、ぐったりしていて水分が取れない、小さな子どもや妊婦、高齢者など不安がある場合は、インフルエンザを疑って検査を含め受診します。なので、「絶対に病院に行かない」というわけではありません。(アメリカのERは日本でいう救急医療施設とは違います)。
風邪とインフルエンザの違いは、発症のスピードや症状の強さにあると言われています。どちらもウイルス性なので抗生物質(antibiotics)は効果がありません。実は11月は「抗生物質啓蒙月間」で、ワシントン州保健局のブログで「抗生物質は細菌に効く薬であり、ウイルスには効かない」「副作用や薬剤耐性菌(superbugs)につながる可能性がある」という点が強調されているのを読んだばかりでした。
そして、普通の風邪(common cold)と判断したら「市販薬を飲んで、チキンスープを飲んで、水分をよく摂って、寝て治すんだ」と最初に教えてくれたのは、大学の寮のアメリカ人のルームメイトだったような。実際その通りなのですが、私が風邪にかかった時に食べたいものは…やっぱりお粥です。
皆さんのご家庭では、風邪のときの定番メニューは何ですか?文化によって様々な知恵がありそうですね。体調を崩すと、改めて健康のありがたみを感じます。お互いに気をつけて、この冬を乗り切りましょう!


