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腹が立ったり、フラストレーションがたまると手がつけられなくなります。

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Q:6歳になる息子のことで相談です。難産で、軽い脳障害があると言われました。小児科医に相談し、ADHD の薬を飲み始めたところ、腹を立てたり、フラストレーションがたまると手がつけられなくなったりし、学校では友達もおらず、問題児扱いされています。今まで私一人でできるだけのことをしてきましたが、もうどうしてよいのかわかりません。

A:今までがんばってこられたのですね。お気持ちお察しいたします。今一番必要なのは、もしかしたら一人でがんばるのをやめて、いろいろな人に参加してもらえるようなサポートチームを作ることではないかと思います。

そのためには、まず、学校で先生や学校で働いている他の専門家を交えて、「本人にとって何が一番のチャレンジなのかを確認し、問題解決に向かうのための会議」を開くことを要請することをお勧めいたします。学校区によって呼び方が違いますが、こういったミーティングはよく 『Guidance Meeting』 と呼ばれます。そこで全員からいろいろな案が出てくると思いますが、一案としては学校で息子さんの学習能力や社交力などのテストをしてもらうことです。結果によっては、学校での支援教育も受けられるようになります。

お話では、小児科の先生がはっきりと診断がないまま、お薬を調合されているような印象を受けます。脳障害があるとのことですし、ADHD ではない理由で集中力がなかったりすることもありますので、できるだけ小児精神科の先生(child psychiatrist)に診てもらうことをお勧めします。

もし、ADHD であった場合、適切な薬を調合してもらい、副作用などのモニターなどをしてもらうことが必要です。そうでない場合、また別の治療対策を立てることもできます。また、ADHD の場合、薬の服用と平行して、カウンセリングで行動療法や Anger Management の治療が有効です。

上記のような対応を行うと、学校の先生や学校の心理学者(psychologist)、カウンセラー、精神科の先生が皆、あなたと一緒に息子さんをサポートするチームになります。そのほか、アメリカにはいろいろな親のサポートグループもたくさんあります。同じ親としてお互いをサポートしあうことで力づけられることもありますので、こういったグループに連絡を取ってみることもおすすめします。

Studio Mene and Counseling Services
高田 Dill 峰子さん
Mineko Takada-Dill, MA, LMHC, ATR
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