藤本タツキ原作の大ヒット漫画『ルックバック』を是枝裕和監督が実写化した映画が、北米でいよいよ公開されます。日本では2026年9月に公開され、ベネチア国際映画祭でも高く評価された作品で、配給会社GKIDS(ニューヨーク)は、2026年12月30日から北米の一部の劇場で公開すると発表しました。2027年1月15日からは、上映館が全米規模に広がる予定です。
アニメ版に続きGKIDSが配給、ベネチアでは5つの独立賞
本作は第83回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミアを迎え、映画祭とは別の団体が選ぶ公式独立賞を、SIGNIS賞など5つ受賞しました。その後、トロント国際映画祭で北米プレミアが開かれました。
GKIDSは3月に、米国、カナダ、英国、アイルランドでの配給権の取得を発表。2024年のアニメ版(押山清高監督)を北米で配給したのも同社です。近年、アニメだけでなく実写作品の配給にも注力している同社は、日本国内で歴代最高興行収入を記録した実写映画『国宝』を配給しました。また、今年後半には山崎貴監督による『ゴジラ-1.0』の新作の公開も控えています。
藤本タツキ原作の大ヒット漫画『ルックバック』
本作は、漫画家になる夢を情熱的に追いかける二人の少女を描いた青春物語。原作漫画は2021年に「少年ジャンプ+」で初公開されると、わずか2日間で400万回以上の閲覧数を記録する大きな話題となりました。
国内で90万部以上、海外でも75万部以上を売り上げ、世界37カ国で出版。2023年にアメリカで最も権威のある漫画賞のアイズナー賞にもノミネートされるなど、国内外で高く評価されています。
アニメ版の成功を経て、実写映画化へ

©TATSUKI FUJIMOTO/SHUEISHA
©2024 Look Back Film Partners
是枝監督による実写映画化は、2024年に公開されたアニメ映画(押山清高監督)の成功に続くものとなります。アニメ版は日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞や第34回日本映画批評家大賞アニメーション作品賞を受賞するなど、批評面でも興行面でも成功を収めました。
本作では、藤野を出口夏希、京本を蒔田彩珠が演じています。蒔田は『万引き家族』をはじめ、これまで多くの是枝作品に出演してきました。撮影は、原作者の藤本タツキの出身地である秋田県にかほ市を中心に行われています。是枝監督は、品川駅の書店で偶然手に取った原作をその夜に一気に読み終え、同じ創作者として藤本さんの覚悟に共鳴したことが、実写化のきっかけになったと明かしています。
北米での上映は、日本語音声・英語字幕付。シアトル近郊の上映館はまだ発表されていないため、上映館リストが出たらGKIDSの作品ページで確認してみてください。

