農園で摘みたてのいちごを口にしたときの感動は大きいですね。スーパーマーケットで売られているものとは別物の、熟れた香りと甘みが広がる体験は、一度味わうとリピートしたくなるはずです。
ワシントン州のいちごのシーズンは短いので、見逃さないようにしたいですね。ここでは、シアトル近郊で訪れたい代表的なU-PICK農園をまとめて紹介します。
ワシントン州のいちごについて

ワシントン州西部の温和な気候と肥沃な土壌はいちご栽培に適していることから、スノホミッシュ・バレーやスカジット・バレー、スノコルミー・バレーなど、シアトルを囲む農業地帯で古くから家族経営の農場がいちごを育ててきました。
ワシントン州のいちご農業が本格化したのは20世紀初頭。日本から移住した人たちが創業した農家もこの地域の農業を支え、スノホミッシュ郡やピアス郡などでいちご栽培が普及しました。現在でも地域の食文化に深く根ざしており、U-PICK 農園は家族連れの定番アクティビティになっています。
品種ごとに収穫時期が異なり、早いものでは5月下旬から始まり、最盛期は6月。農場の公式サイトやSNSでその日の状況を確認してから訪れるのがおすすめです。
スノホミッシュ
スワンズ・トレイル・ファームズ
シアトルから車で約30分。スノホミッシュにある大型家族農場で、いちご狩りが楽しめます。初日に収穫できる品種はSweet Sunrise(スウィート・サンライズ)で、その名の通り甘みが強く人気の早生品種です。
U-PICK料金は1ポンドあたり4.00ドルで、ピッキング用のボックスは農場が提供します。畑は日当たりが良いので、帽子・日焼け止め・飲料水の準備が必要です。摘んだいちごは風味を優先して育てられているため、24時間以内に食べるか冷凍するのがベスト。
6月の週末には「ベイビー・アニマルズ&ベリーズ・フェスティバル(Baby Animals & Berries Festival)」が開催され、赤ちゃん動物とのふれあいやバーンヤードゲームなど30以上のアクティビティが楽しめます(要入場チケット、別途24.95ドル~、12か月未満無料)。いちご狩りはフェスティバルとは別料金で、入場チケット不要です。
ベイリー・ファーム
1913年から続く5世代の家族農場で、スノホミッシュ·バレーの約50エーカーを誇ります。6月からいちごを中心に、ラズベリー、野菜など多彩な作物のU-PICKが楽しめます。農場の雰囲気は素朴で、地元ファミリーに長年親しまれています。
カーネーション
レムリンガー・ファームズ
スノコルミー・バレーのカーネーションに位置する350エーカーの大型農場。米国議会図書館の「地域の遺産プロジェクト(Local Legacies Project)」にも登録された歴史的農場で、地域ファミリーに長く愛されています。いちご狩りは例年6月初旬~6月末。遊園地型アトラクション、動物に触れるエリア、マーケット、レストラン、ブルワリーと、一日たっぷり過ごせます。コンテナ無料提供、入場·駐車無料。
注意:いちご狩りは本農場(32610 NE 32nd St)ではなく北側の別フィールド(6117 Carnation Duvall Rd NE)で実施。
ハーボルド・ベリー・ファーム
1948年から続く3世代の家族農場。カーネーション北のスノクォルミー·バレーに位置し、いちごのほかラズベリー、きゅうり、インゲン、ひまわり、かぼちゃなど多彩な作物を栽培しています。いちご狩りの開始は例年6月中旬ごろ。品種はMary’s PeakとPuget Crimson。コンテナ無料提供、ペット·大人数の団体は不可。
モンロー
テラ・バレー・ファームズ
かつて Willie Green’s Organic Farm として知られた65エーカーの農場が、現在は Terra Valley Farms として新オーナーのもと営業しています。オーガニック栽培のいちご、ラズベリー、ブルーベリー、ブドウ、キウイベリーのU-PICKのほか、イベントスペースも備えています。田園風景の中のピクニックに最適なロケーション。シーズン開始は6月。
ボールズ・オーガニックファーム
1997年創業、ワシントン州認定オーガニックのいちご農場です。小規模ながら品質の高さで知られ、いちご·ラズベリー·ブルーベリーのU-PICKと自家製はちみつを販売しています。犬の同伴(リード必須)可。開園日はFacebookで随時案内されるため、訪問前に必ず確認してください。
ブロアーズ・ファームズ
モンローのトゥアルコ・バレーにあるオーガニック農場で、季節によっていちごやブルーベリー、ラズベリーやブラックベリーのU-PICKが楽しめます。ピクニックエリアとトイレも完備。訪問前にFacebookや電話で開園状況を確認してから向かうのがおすすめです。
ケント
デュリス・ファーム
1955年創業。もともとはキュウリ農家として始まり、現在はいちごやラズベリー、各種野菜を栽培しています。U-PICKいちごはケント農場のみで実施しています。シーズンは例年5月下旬~6月。最新情報は Facebook 参照。
ピュアラップ
ピチャ・ファームズ
1904年創業、3世代続くピュアラップ・バレーの老舗いちご農場です。ピュアラップの肥沃な火山性土壌で育てたいちごは、品質の高さでピュージェット・サウンド南部に知られています。品種は多彩。いちごのU-PICKはピュアラップの農場のみ対応で、6月~7月初旬が目安。
訪れる際の注意点
いちご狩りを快適に楽しむために、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
まず、収穫状況は天候に大きく左右されます。農場のウェブサイトやFacebookページで当日の開園情報を確認してから出発しましょう。混雑しやすい週末の午前中は早めの到着がおすすめです。
農場によっては、摘んだいちごを計量前に食べないようルールが設けられています。食品安全のためでもあり、農場の収益のためでもあります。農場の掲示やスタッフの案内に従いましょう。
畑は日当たりが良いので、が多く、帽子・日焼け止め・飲料水は必ず持参してください。摘みたてのいちごは日持ちしないため、当日~翌日中に食べるか冷凍保存するのが基本です。
ペットの同伴は多くの農場で禁止されています。また、子ども連れの場合は農場内の安全確保のため、必ず保護者が付き添ってください。
まとめ
シアトル近郊のいちごシーズンは短いですが、その分だけ本物の旬を感じられます。農場によってロケーションや雰囲気、アクティビティの充実度もさまざま。今年の夏、家族や友人と一緒に、摘みたてのいちごを楽しんでみてはいかがでしょうか。

