赤ちゃんとの毎日は、愛おしさにあふれている一方で、「これでいいのかな?」と迷う瞬間もありますよね。
泣き止まないとき、理由がわからないとき、言葉で伝え合えないもどかしさや、子育ての孤独感を感じることもあると思います。
そんなときにできるのが「触れること=タッチ」です。
はじめまして

写真:本人提供
はじめまして。ベビーマッサージ講師の Yuko です。
青森県で生まれ育ち、現在はアメリカ・ワシントン州シアトル近郊で暮らしています。ワシントン州と青森県はりんごの名産地という共通点もあり、どこか故郷に似ていて、今ではすっかり第二の故郷になりました。
東京で看護師として小児医療に携わる中で、ベビーマッサージに出会いました。病気と向き合う子どもたちにとって、触れることやアイコンタクト、あたたかな関わりが、安心や笑顔につながる瞬間を何度も目にしてきました。
その経験が、今の活動の原点です。
渡米後はナニーとして子どもたちと関わる中で、心の土台となる安心感や自己肯定感の大切さを改めて実感しました。現在は「愛されている実感をすべての子どもたちへ」をコンセプトに、ベビーマッサージをお伝えしています。
「愛されている実感」をすべての子どもたちに

私がベビーマッサージを伝えたい理由は、とてもシンプルです。
すべての子どもたちに、「自分は愛されている」と感じながら育ってほしいから。
赤ちゃんは言葉ではなく、”感覚” で世界を受け取っています。
やさしく触れられることで、「ここにいていいんだ」「ありのままで大丈夫なんだ」という安心感が、少しずつ積み重なっていきます。
その積み重ねは、自己肯定感や人との信頼関係の土台になっていきます。
触れることは、赤ちゃんにとっての最初の言語
まだ言葉を話すことができない段階の赤ちゃんにとって、触れられることは最初のコミュニケーションです。
赤ちゃんの頃の触覚は、もっとも発達した感覚だとも言われています。
赤ちゃんは触れることを通して世界を学び、周りの大人からのメッセージを受け取っています。
「安心していいよ」 「大丈夫だよ」
そんな気持ちは、言葉がなくても“触れること”を通して伝えることができます。
人生最初の1001日と “触れる“

写真:本人提供
妊娠期から生後2歳頃までの約1000日間は、「人生最初の1001日」と呼ばれ、心と体の土台が育まれる大切な時期です。
この時期にどれだけやさしく触れられたか。
どれだけ安心して世界を探検できたか。
どんな言葉をかけられ、どんな環境で過ごしたか。
その一つひとつが、子どもたちの未来を形づくっていきます。
このコラムでは、ベビーマッサージを通して、子育てが少し楽になるヒントや、赤ちゃんだけでなくペアレンツもホッと幸せになれるポイントをお伝えしていきます。
忙しい毎日の中で、ほんの少し「触れる時間」を持つこと。
その時間が、親子にとってやさしい循環につながれば嬉しいです。
次回は、「触れながら歌うこと」についてお届けします。
リビングストン 祐后(ゆうこ)
元看護師。ベビーマッサージ教室主催&産後ドゥーラ。2008年より東京都立小児総合病院(旧・清瀬小児病院)にて、小児科や産科など多岐にわたる領域で10年以上の臨床経験を積む。2024年、Blossom&Berry ベビーマッサージインストラクター認定。現在はシアトル近郊を拠点に、日本語と英語のバイリンガルで親子向け教室を開催。発達心理学に基づいたアタッチメント(愛着形成)を軸に、マッサージを通じた「子どもの心を育む親子の絆づくり」をサポートしている。
公式サイト:yukomylilnest.podia.com
公式インスタグラム:@yuko_lilnest_babymassage
メール:yukoliv0513@gmail.com

