2025年末の製作発表以来、世界中のファンが注目している藤本タツキ原作の大ヒット漫画『ルックバック』の実写映画化。パルム・ドール受賞監督として高い評価を得る是枝裕和(『万引き家族』)が監督・編集・脚色を務める本作『LOOK BACK』の米国、カナダ、英国、アイルランドにおける配給権を、ニューヨークを拠点とする配給会社GKIDSが取得したことが発表されました。
GKIDS is proud to announce we'll be bringing Palme d'Or-winning director Hirokazu Kore-eda's live-action adaptation of Tatsuki Fujimoto's LOOK BACK to theatres in the US, Canada, the UK & Ireland.
— GKIDS Films (@GKIDSfilms) March 9, 2026
More info coming later this year.https://t.co/WD5Qeb3g3N pic.twitter.com/8CUPEsfnK4
本作は、漫画家になる夢を情熱的に追いかける二人の少女を描いた青春物語です。原作漫画は2021年に「少年ジャンプ+」で初公開されると、わずか2日間で400万回以上の閲覧数を記録する大きな話題となりました。国内で90万部以上、海外でも75万部以上を売り上げ、世界37カ国で出版。2023年のアイズナー賞にもノミネートされるなど、国内外で高く評価されています。
アニメ版の成功を経て、実写での世界展開へ
是枝監督による実写映画化は、2024年に公開されたアニメ映画(押山清高監督)の成功に続くものとなります。アニメ版はGKIDSによって北米で公開され、日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞受賞やアニー賞ノミネートなど、批評面でも興行面でも成功を収めました。
GKIDSは近年、アニメだけでなく実写作品の配給にも注力しています。2026年には、日本国内で歴代最高興行収入を記録した実写映画『国宝』を配給し、現在は米国でも公開中。また、今年後半には山崎貴監督による『ゴジラ-1.0』の新作の公開も控えています。
ニュースリリースによると、実写版『LOOK BACK』の撮影は秋田県にかほ市で行われ、現在はポストプロダクション(編集作業)が進められています。2026年の日本劇場公開後、米国、カナダ、英国、アイルランドでも順次公開される予定です。
是枝監督の想いと制作の裏側
是枝監督は、品川駅の書店で偶然手に取った原作の表紙に強く惹かれ、その夜に一気に読み終えたというエピソードを明かしています。ニュースリリースでは、同じ創作者として、作品の背後にある「必死の覚悟」に共鳴し、実写映画化を決意したという経緯を語っています。
「漫画と映画は異なるジャンルですが、同じ創作者として、この作品の背後にある必死の覚悟を感じました。藤本先生がこの作品を作らずには前に進めなかったのだということが、痛いほど伝わってきました。私にとっては『誰も知らない』がそのような作品でした。
プロデューサーの小出大樹氏(K2 Pictures)は、GKIDSのチームが原作と藤本氏、そして是枝監督に対して抱いている深い敬意を信頼の理由に挙げ、北米や英愛での公開決定を歓迎する意向を示しています。
2026年、是枝監督の手によってどのような「背中」がスクリーンに映し出されるのでしょうか。日本、そしてここ北米での公開に期待が高まります。
