5月9日、アメリカで最も人気のある赤ちゃんの名前ランキング最新版が、社会保障庁(Social Security Administration/SSA)から正式に発表されました。このランキングは、前年(2024年)1月から12月までに社会保障番号(SSN)登録時に届け出された名前を集計し、毎年5月に発表されるものです。
今年も、女の子の名前は「Olivia(オリビア)」、男の子の名前は「Liam(リアム)」が6年連続で全米第1位に選ばれ、その不動の人気を改めて証明しています。
これから赤ちゃんの名前を考えている方はもちろん、今どんな名前が流行っているのか気になる方は、ぜひ参考にしてください。
2024年 全米で人気の赤ちゃんの名前 トップ10
男の子
- Liam(リアム)
- Noah(ノア)
- Oliver(オリバー)
- Theodore(セオドア)
- James(ジェームズ)
- Henry(ヘンリー)
- Mateo(マテオ)
- Elijah(イライジャ)
- Lucas(ルーカス)
- William(ウィリアム)
女の子
- Olivia(オリビア)
- Emma(エマ)
- Amelia(アメリア)
- Charlotte(シャーロット)
- Mia(ミア)
- Sophia(ソフィア)
- Isabella(イザベラ)
- Evelyn(イヴリン)
- Ava(エイヴァ)
- Sofia(ソフィア)
長く愛されてきた「Luna(ルナ)」はトップ10から外れ、新しく「Sofia(ソフィア)」がランクインしました。毎年少しずつ移り変わるトレンドも楽しみのひとつですね。
2024年 人気が急上昇した赤ちゃんの名前 トップ5
今年は、これまであまり見かけなかった名前がぐっと注目を集めました。響きが美しく、込められた意味も素敵な名前が人気の理由のようです。例えば、女の子の名前では「チーフ」を意味する「Ailany(アイラニー)」の人気が急上昇。また、男の子では、平和を意味する「Truce(トルース)」が前年より11,000以上も順位を上げ、991位になりました。
男の子
- Truce(トルース)
- Colsen(コルセン)
- Bryer(ブライア)
- Halo(ヘイロー)
- Azaiah(アザイア)
女の子
- Ailany(アイラニー)
- Aylani(アイラニ)
- Marjorie(マージョリー)
- Scottie(スコッティ)
- Analeia(アナレイア)
ワシントン州 人気の名前 トップ 10
全米ランキングと合わせて、州ごとの人気傾向も発表されています。ワシントン州では、全米のトレンドとは少し違う個性が光る名前が選ばれました。前年と比べて順位の変動は小さいものの、人気は変化しているようです。
男の子
- Oliver(オリバー) — 448名(前年より+32名)
- Liam(リアム) — 444名(+42名)
- Noah(ノア) — 388名(+43名)
- Theodore(セオドア) — 354名
- Henry(ヘンリー) — 318名
- Benjamin(ベンジャミン) — 258名
- Mateo(マテオ) — 253名
- William(ウィリアム) — 253名(トップ10に復帰)
- Daniel(ダニエル) — 249名(トップ10に復帰)
- James(ジェームズ) — 247名
「Oliver(オリバー)」がわずかな差で「Liam(リアム)」を抑えて1位をキープ。どちらも人気は年々高まっています。「Daniel」と「William」が久しぶりにトップ10に戻ってきたのも注目です。
女の子
- Olivia(オリビア) — 354名(前年359名)
- Charlotte(シャーロット) — 284名(前年6位から急上昇)
- Amelia(アメリア) — 269名
- Emma(エマ) — 268名
- Evelyn(イヴリン) — 257名
- Mia(ミア) — 232名
- Sophia(ソフィア) — 230名
- Eleanor(エレノア) — 229名
- Sofia(ソフィア) — 203名
- Hazel(ヘイゼル) — 194名(新たにトップ10入り)
「Charlotte(シャーロット)」はクラシックで上品な響きが好まれ、前年の6位から一気に2位に上昇。「Hazel(ヘイゼル)」も新たにランクインしました。やさしい印象の名前が人気を集めています。
このデータからもわかる通り、ワシントン州では古典的で伝統的な名前の人気が根強いですが、新しい名前も人気が出てきています。
伝統的で長く愛される名前も、時代を反映した新しい名前も、家族から赤ちゃんへの贈り物ですね。これから赤ちゃんの名前を考えている方はもちろん、今どんな名前が流行っているのか気になる方は、ぜひ参考にしてください。
社会保障番号(SSN)の申請は、出産後すぐに病院で行うことが一般的です。将来の税制優遇や銀行口座開設、学資貯蓄などに役立つため、早めの申請が推奨されています。
