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シアトル国際映画祭、上映作品および上映スケジュールを発表

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今年で45回目となるシアトル国際映画祭の上映作品および上映スケジュールが発表され、2日からチケットが発売されました。米国で最も観客動員数が多いと言われるこの映画祭は、5月16日(木)から6月9日(日)まで25日間にわたって開催されます。

シアトル国際映画祭

今年上映される作品は86カ国から出品された410本で、長編147本、ドキュメンタリー71本、古典映画12本、短編映画176本が含まれます。また、世界初公開作品33本、北米初公開作品42本、米国初公開作品19本と、今年も新しい作品を見ることができそうです。

リン・シェルトン監督『Sword of Trust』

開幕作品は、シアトル出身のリン・シェルトン監督のコメディ 『Sword of Trust』。シェルトンが脚本・監督を務め、自ら出演もしたこの作品は、二人の女性が南北戦争で使われた剣を相続してしまい、質屋の経営者と出会ったことで、陰謀論の世界に巻き込まれていく様子を描いたコメディ。主な出演者は、マーク・マロン、ジョン・バス、ミカエラ・ワトキンス、ジリアン・ベル、トビー・ハス。2019 SXSW Film Festival で初上映されて観客から高い評価を得ており、IFC Films から今年7月に一般公開されます。

The Farewell

『The Farewell』

センターピース・ガラで上映されるのは、エマ・トンプソンが視聴率が下がり気味の長寿番組の司会役を演じる『Late Night』。また、クロージング・ナイトには、『Crazy Rich Asians』でブレイクしたコメディエンヌ、Awkwafina が、病気で臥せっている祖母に真実を伝えないように画策する家族を助ける女性を演じる『The Farewell』が上映されます。

コメディに出演する女性たちをたたえるシリーズの目玉は、20年以上におよぶキャリアを持つ女優レジーナ・ホールとのイベント。舞台上でのインタビューや、ニューヨーク映画批評家協会賞の最優秀主演女優賞を獲得した『Support the Girls』の上映が予定されています。

シアトル国際映画祭のアーティスティック・ディレクター、ベス・バレット氏は、「毎年5,000本以上の作品が出品されますが、注目を浴びつつあるテーマを掘り起こす作業には、5日間の映画祭を作り上げるパズルを埋めていく満足感があります」と語ります。「今年は女性が制作指揮をとった映画が、特にコメディの分野で多くなっています。今年のラインアップでは、全体の46%、コンペティション作品の56%が女性監督による作品です」。

シアトル映画祭は、映画を上映するだけでなく、映画制作を学ぶプログラムや業界フォーラム、その他さまざまなイベントも開催されます。詳しくは、公式サイトをご参照ください。



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