2025年、スカンジナビア航空(Skandinavian Airline System: SAS)が、シアトル・タコマ国際空港(SEA)とデンマークのコペンハーゲン国際空港(CPH)を結ぶ直行便を15年ぶりに再就航すると発表しました。
スカンジナビア航空はスウェーデン、デンマーク、ノルウェーの3カ国が共同で運航している大手航空会社。本社はスウェーデンのストックホルム近郊のソルナにあり、デンマークのコペンハーゲン国際空港とノルウェーのオスロ空港、スウェーデンのストックホルム-アーランダ空港がハブ空港となっています。
同航空のニュースリリースによると、シアトル〜コペンハーゲン直行便は、2025年5月21日から1日1便の週5便で運航が開始されます。シアトルを加えると、SASは北米の11都市と直行便を運航することになり、コペンハーゲン空港を経由してヨーロッパの39都市へのアクセスがより便利になります。
飛行時間は9時間40分。シアトルとコペンハーゲンの時差は標準時で9時間です。
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