全米に680店舗を展開している Macy’s, Inc. が、シアトルのダウンタウンにある店舗（1601 3rd Avenue, Seattle）を来年2月に閉店すると発表しました。来年1月にクリアランスセールが実施され、2月28日を最後に閉店します。
ホリデー・シーズン恒例の Macy’s の星。
店舗前のウエストレイク・パークにはホリデー期間限定でカルーセルが設置されます。
シアトル・タイムズによると、『Macy’s』 が営業している建物は1988年にシアトル市の歴史的ランドマークに指定され、2003年まではシアトルで創業したデパートメントストア『The Bon Marche』が営業していましたが、2003年に Federated Department Stores に買収され『Bon-Macy’s』と名称を変更した後、2005年に『Macy’s』となりました。Federated Department Stores は2007年に Macy’s Incorporated と名称を変更しています。
8階建てのこの建物の5～8階を Starwood Capital Group（本社：コネチカット州）が6500万ドルで購入したのは2015年。同社は2017年に3階・4階も購入し、『Macy’s』 は1階～2階と地下のみで営業を続けてきました。2017年にはアマゾンが3階から8階をリース契約し、約1,500人が勤務できるスペースを確保しています。
シアトルではクリスマスイブのイベントで Macy’s の建物に取り付けられた星を点灯するのが恒例行事となっていますが、今年は星の修理が必要なため点灯はされないそう。11月29日に29回目となるホリデー・パレード、花火の打ち上げは例年どおり行われるとのことです。
なお、ピュージェット湾地域にあるベルビュー・スクエア（ベルビュー市）、アルダーウッド・モール（リンウッド市）、ウエストフィールド・サウスセンター（タクウィラ市）、レドモンド・ファニチャー・ギャラリー（レドモンド市）の店舗の営業は継続されます。
