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ワシントン州各地で大規模洪水が拡大ボブ・ファーガソン知事が州全域の緊急事態を宣言

2025年12月25日に行われた記者会見で緊急事態宣言について発表するボブ・ファーガソン州知事
©︎Ian Couch
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大気の川(atmospheric river)の影響で、ワシントン州各地で大規模な洪水が発生していることを受け、ボブ・ファーガソン知事は10日、州全域の緊急事態を宣言しました声明の全文は州政府サイトで公開されています。

目次

緊急事態宣言の要点

知事は「州全域の緊急事態を宣言し、本日、連邦政府に迅速な緊急事態宣言を要請します」と述べ、「今後数日が非常に重要」と強調しました。また、各郡や緊急管理部門の警報に注意し、避難命令が出た場合は必ず従うよう呼びかけています

ファーガソン知事は最大300人の州兵(ナショナル・ガード)も動員し、地方自治体、部族政府、国立気象局(National Weather Service)、FEMA第10管区、米陸軍工兵隊と連携を続けており、今後数日以内に被災地域を訪問する予定です。

主要河川の水位上昇と洪水警報状況

ワシントン州西部では、複数の河川で水位が急速に上昇しています。スノコルミー滝では10日午後時点で水位が19.4フィートに達し、前日から約1.5フィート(約47cm)上昇するなど、過去最高水位に迫る勢いで増水が続いています。スノコルミー・リバー全域でも河川氾濫が発生し、住宅地や道路で浸水が報告されています。

スノホミッシュ郡のスノホミッシュ・リバーでは、上流域およびスノホミッシュ市周辺で水位が危険域に近づいており、歴史的な洪水水位に達する可能性が示されています。また、キング郡のシーダー・リバー沿いでも水位上昇が続き、ランズバーグやメープルウッドなどで越水や浸水リスクが高まっています。オーバーン周辺を流れるグリーン・リバーも同様に増水し、すでに一部が冠水していることが報告されています。今後の低地の農地や住宅地への影響が懸念されます。

北部では、ベリンハム市でも一部地域が冠水しています。ワシントン州運輸局は「6インチの水でも車を押し流すことができる」と投稿して注意を呼びかけています。(6インチは約15cm)

スカジット・リバーが非常に危険な状態となっており、スカジット郡はマウント・バーノン、ハミルトン、ロックポート、マーブルマウント、コンクリートの住民に対し、ただちに高台へ避難するよう命じました。

さらに、知事によると、スカジット郡は100年洪水域(100-year floodplain)に居住する住民全員が本日中に避難通知を受ける可能性が高いとし、自宅が洪水域に該当するかどうかを確認するよう呼びかけています。

US2スティーブンズ・パスの通行止め拡大

ワシントン州交通局(WSDOT)によると、カスケード山脈の東西を結ぶ US 2号線は、インデックス〜スティーブンズ・パス〜コールズ・コーナー間(MP 35〜85)が複数地点で水・泥・流木・がれきにより全面通行止めとなっています。通行止めは10日夜も継続し、11日の日中に状況の再確認が行われる予定です。

避難情報と注意喚起

ワシントン州西部の複数地域で「Go Now(直ちに避難)」レベルの避難命令が発令されており、強い雨による洪水・土砂崩れのリスクが高まっています。

州当局は、引き続き各地域の水位状況と降雨予測を監視しており、住民に対して最新の避難情報や警報を随時確認するよう求めています。

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