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麻薬取締局(DEA)、子どもや若者を標的にした「レインボー・フェンタニル」への注意を呼びかけ

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ブルーやピンク、イエローやパープルなど、カラフルに色付けされた錠剤。まるでキャンディかラムネのようですが、これはヘロインの50倍、モルヒネの100倍も強力な合成オピオイドのフェンタニルで、子どもや若者をターゲットにするために色付けされたと考えられることから、麻薬取締局(DEA)が注意を呼び掛けています。

麻薬取締局(DEA)によると、メディアで「レインボー・フェンタニル」(rainbow fentanyl)と報じられるこのカラフルなフェンタニルは違法に製造されたもので、処方薬の錠剤(prescription pills)のような形をしたもの以外に、チョークのような固形状のものや、粉末などもあります。

CDC の国立保健統計センターの暫定データによると、2021年の米国における薬物過剰摂取による死亡者数は推定10万7622人で、2020年の推定9万3655人から約15%増加しました。その約66%はフェンタニルによるもので、2020年を約1万3000人も上回っています。薬物中毒は、18歳~45歳の最大の死因でもあります。

ワシントン州保健局は4月12日付のニュースリリースで、"4月4日時点の暫定データによると、ワシントン州での薬物関連の過剰摂取による死亡は増え続けており、2021年に2000人を超え、2019年から66%以上増加している" と発表しました。同局の最高科学責任者 Tao Sheng Kwan-Gett 博士は「過剰摂取による死亡は公衆衛生上の緊急事態であり、フェンタニルが最大の原因となっている」と述べています。

「処方されたオキシコドンの錠剤(prescription oxycodone pill)のように見えるものは、致死力の高いフェンタニルを含む偽造品(counterfeit)の可能性がある。薬物を使用する人は、路上、オンライン、友人から購入する薬物はフェンタニルを含んでいると考えるべきだ」

同局は、オピオイドの過剰摂取による死亡を防ぐ方法として、少なくとも2回分のオピオイド拮抗剤ナロキソン(naloxone)を携帯することを推奨しています。ナロキソンは、ワシントン州の地域団体や薬局で入手できます。入手手続きについては、ワシントン州保健局の4月12日付のニュースリリースで確認できます。

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