2026年春から夏にかけて、アラスカ航空(本社:ワシントン州シータック)はシアトル発の国際線ネットワークを大きく強化します。すでに2025年6月に発表されていたローマ直行便に加え、2025年8月5日に新たにイギリス・ロンドン直行便とアイスランド・レイキャビク直行便の就航を発表。これにより、アラスカ航空はヨーロッパ3都市へのノンストップサービスを実現することになります。
シアトルからヨーロッパへ、さらに広がる選択肢

新たに発表されたロンドン&レイキャビク直行便
アラスカ航空は、以下の2路線を2026年春に新たに就航すると発表しました。
- シアトル(SEA)– ロンドン・ヒースロー(LHR)※デイリー直行便
- シアトル(SEA)– レイキャビク・ケプラヴィーク(KEF)※夏季限定・デイリー直行便(政府承認待ち)
これにより、これまで以上にシアトルからのヨーロッパ旅行が身近になります。どちらの路線も2025年秋から販売予定。
2026年5月にはローマ直行便も運航開始へ
すでに2025年6月に発表されたローマ線も、ヨーロッパ展開の大きな柱です。就航開始は2026年5月23日予定。夏季限定で週4便となっています。
- シアトル(SEA)– ローマ・フィウミチーノ(FCO)
アラスカ航空にとって、ローマ線は初の大西洋横断路線であり、米国太平洋岸の航空会社としては画期的な一歩といえます。

アラスカ航空の国際線ネットワーク(2025〜2026年)
ヨーロッパ
- ローマ・フィウミチーノ(FCO)|2026年5月23日就航
- ロンドン・ヒースロー(LHR)|2026年春就航予定
- レイキャビク・ケプラヴィーク(KEF)|2026年春就航予定(承認待ち)
アジア
- 東京・成田(NRT)|2025年5月就航
- ソウル・仁川(ICN)|2025年9月就航予定
北中米
- カナダ: バンクーバー、カルガリー、エドモントン、ビクトリア
- メキシコ: カンクン、カボ・サン・ルーカス、プエルト・バジャルタ ほか
- 中米: サンホセ/リベリア(コスタリカ)、ベリーズ・シティ、グアテマラ・シティ
さらに、oneworld®アライアンス加盟により、日本航空やブリティッシュ・エアウェイズを含む提携航空会社を通じて、世界1,000以上の都市と繋がっています。
新型ボーイング787-9 ドリームライナーを導入
©︎Alaska Air Group
アラスカ航空は、国際線ネットワークを拡大するため、最大17機のボーイング787-9 ドリームライナーを導入します。長距離フライトにおける快適性を追求した最新鋭のワイドボディ機です。
また、2026年のヨーロッパ直行便拡大に合わせて、新しい外装デザインが採用されました。同航空によると、これは「オーロラ(北極光)に着想を得た深いミッドナイトブルーとエメラルドグリーンのカラーパレットを採用。光と流れを感じさせる「オーラライン」が機体を包み、1970〜80年代のクラシック塗装を思わせる水平ストライプを加えることで、伝統と未来をつなぐデザイン」です。
- 導入開始:2026年1月に新塗装機が初登場、春までに全787-9で展開予定
- 機内は長距離国際線向けの進化型ブランド体験
- ビジネスクラスは完全個室スイート&フルフラットシート
- 調光可能な大型ウィンドウと静音キャビン
- 全座席パーソナルモニター搭載
まとめ:アラスカ航空、シアトルをハブとしてグローバル展開
新路線のチケットは2025年秋に発売予定。アラスカ航空の公式サイトでは、先行予約リストへの登録を受付中です。登録すると、販売開始の通知をいち早く受け取れます。
- 2026年春:ロンドン線・レイキャビク線が新規就航
- 2026年5月:ローマ線が新規就航
- 全路線に最新鋭ボーイング787-9ドリームライナーを導入
- グローバル航空会社として、国際線ネットワークを大幅拡充中
アラスカ航空は、シアトル・タコマ国際空港(SEA)をハブとしたグローバル展開を本格化しています。
