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シアトルの注目ニュース&話題:2025年8月18日(月)〜8月22日(金)

Photo by Felipe Galvan on Unsplash
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目次

シアトル・タコマ国際空港(SEA)、利用者数の記録を更新

シアトル・タコマ国際空港(SEA)では、レイバー・デーの連休を前に、記録づくめの夏が最終週末を迎えています。同空港の発表によると、この夏、SEAでは「1日あたりの利用者数」が過去最多をすでに3度更新。空港史上、利用者数が最も多かった上位10日のうち8日が、この夏に記録されました。さらに、国際線到着客数に関しては、トップ10のすべてが6月以降に集中しています。

6月22日、7月27日、そして直近の8月10日に1日あたりの旅客数記録を更新しており、特に8月10日にはTSAチェックポイントを通過した出発旅客が7万8,763人、空港全体では出発・到着・乗り継ぎを合わせて約20万7,000人に達しました。また、国際線到着施設で最も混雑した日は7月26日で、1万1281人が税関を通過しました。

ワシントン州・オレゴン州で猛暑警戒:広範囲に「超高温警報」「高温注意報」

米国気象局(National Weather Service)は、2025年8月22日(金)午前11時から8月26日(火)午前5時までワシントン州およびオレゴン州の広い範囲で高温注意報(Heat Advisory)や超高温警報(Extreme Heat Warning)を発表しました。また、ワシントン州東部やコロンビア盆地周辺では極端高温監視情報(Extreme Heat Watch)が出されています。シアトル大都市圏のあるピュージェット・サウンド地域は高温注意報(Heat Advisory)の対象となっています。

  • 期間
    • ワシントン州西部:8月22日(金)午前11時 ~ 8月26日(火)午前5時
    • ワシントン州東部:8月23日(土)午後 ~ 8月27日(水)夜間
  • 予想最高気温
    • ワシントン州西部・カスケード山脈周辺:華氏88~98度(約31~37℃)
    • オレゴン州ポートランド都市圏・コロンビア・リバー渓谷:華氏96~103度(約35~39℃)
    • ワシントン州東部・ヤキマ盆地・トライシティーズ:華氏95~105度(約35~41℃)
  • 予想最低気温
    • 多くの地域で華氏60~70度(約16~21℃)
    • コロンビア・リバー渓谷や都市部では華氏70度前後(約21℃)と夜間も高温が継続

詳細は米国気象局の公式サイトでご確認ください。

8月21日 ワシントン州マウント・バーノン付近でM2.9の地震を観測

8月21日午後7時17分頃、ワシントン州のマウント・バーノンの東南東2.2km地点で、M2.9の地震が観測されました。震源の深さは9.21km。詳細は PNSN の公式サイトでご覧ください。

ワシントン州サンクチュアリ政策:移民保護とVOCA基金をめぐる20州の訴訟

2019年、ワシントン州は「Keep Washington Working Act」を制定し、州や地方警察が移民当局(ICE)からの任意拘留要請に自動的に従わない仕組みを導入しました。これは不法移民や犯罪者を守るのではなく、裁判所の令状がない限り行政違反に当たる不法滞在を理由に不当に長期間拘束しないためのものです。こうして州は「サンクチュアリ・ステート」として制度的に移民保護を強化しましたが、2025年2月に国土安全保障省が同州を「サンクチュアリ司法管轄区」と位置付け、39郡中35郡とシアトルなど5都市を対象とみなすと発表。AXIOS によると、今月、パム・ボンディ司法長官がワシントン州のボブ・ファーガソン州知事に対し「政策を撤回しなければ刑事告発や連邦資金の VOCA(Victims of Crime Act=犯罪被害者基金)削減の可能性がある」と警告しましたが、ファーガソン知事は「法的根拠のない脅しには屈しない」と反発し、州として政策を維持する姿勢を崩していません(司法長官への書簡)。さらに、ワシントン州を含む20州とワシントンD.C.が VOCA 削減違憲として司法省を提訴したと AP などが報じています。

マイクロソフト本社で抗議デモ、イスラエル軍によるAzure利用疑惑めぐり18人逮捕

2025年8月20日、ワシントン州レドモンドのマイクロソフト本社で、同社のクラウドサービス「Azure」がイスラエル軍による監視や軍事活動に利用されている可能性を理由に、現役や元社員らが契約見直しを求める抗議デモを行いました。APシアトルタイムズなどによると、参加者は「No Azure for Apartheid」などのグループに属し、本社広場を「解放区」と称してテントを設置、赤いペンキを撒き散らし、備品でバリケードを築くなどの行動に出ました。通報を受けたレドモンド警察は抗議者を不法侵入で排除しようとしましたが、抗議者が抵抗したため最終的に18人を不法侵入や器物損壊、公務執行妨害などの容疑で逮捕しました。逮捕者の中には現役のソフトウェアエンジニアや元社員も含まれていたとされています。対応にはワシントン州警備隊や近隣警察も加わり、捜査は継続中です。マイクロソフトは施設の損壊を指摘するとともに外部法律事務所による独立調査を開始し、Azureの軍事的悪用は規約で禁じられていると強調しました。この出来事はテック企業と軍事契約をめぐる倫理問題が注目される中での象徴的な事例となっています。

今週末(8月22日〜25日)シアトル・ピュージェットサウンド地域の道路工事

ワシントン州運輸局(WSDOT)は、8月22日(金)の夜〜8月25日(月)の早朝にかけて、シアトルを含むピュージェットサウンド地域の主要高速道路で大規模な工事・点検を実施すると発表しました。通行止めや車線規制が広範囲で行われるため、事前の確認と移動時間の余裕確保が呼びかけられています。詳細は WSDOT の公式サイトでご覧ください。

シアトルのダウンタウン、2025年7月の訪問者数は320万人超えも、国際観光は減少 ─ 市財政を直撃する課題

シアトルのダウンタウンでは、パンデミック以降の長い低迷を経て、人出が回復基調を強めています。2025年7月には訪問者数が320万人を超え、2019年比で97%に達しました。ホテル需要も2019年を上回り、居住人口も増加するなど、街の賑わいは戻りつつあります。しかし、その裏側では国際観光需要の減少が大きな課題となっています。

In-N-Out Burger ワシントン州1号店、8月20日に州南部のリッジフィールドで開店

Photo by Benigno Hoyuela on Unsplash
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