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郊外の街 レドモンド|マイクロソフト本社とライトレール、歴史と暮らし

レドモンド・タウン・センター
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シアトルの東約15マイル(約24km)にあるレドモンドは、マイクロソフト社や任天堂の米国法人 Nintendo of America の本社があるワシントン州キング郡の市です。1990年代から急速に発展し、ダウンタウン周辺には6〜8階建ての集合住宅、ホテル、オフィスが立ち並び、緑の多い郊外というだけの街ではなくなりました。また、ライトレールが開通し、ダウンタウン・レドモンド駅からベルビュー、シアトル、リンウッド、シアトル・タコマ国際空港まで移動できるようになりました。

目次

人口と街の変化

国勢調査局によると、レドモンドの人口は2020年の7万3256人から、2025年7月時点の推計で8万2506人へと約12.6%増えました。アジア系が40.3%、白人が46.4%で、外国生まれの住民は45.3%です(2020〜2024年の推計。キング郡全体の外国生まれは25.8%)。

インド出身の住民も多く、シアトル・タイムズは2023年の記事で「約10人に1人がインド人」と伝えています。民族衣装のサリーを着た人たちや、公園でのクリケット、さまざまなインドの祭りも、レドモンドの日常の風景となりました。

街の主要な雇用主は、テクノロジー企業です。市の報告では、マイクロソフト社が最大の雇用主で、任天堂の米国法人も6位に入っています。

レドモンド・タウン・センター

街の中心は、屋外型のショッピングモール、レドモンド・タウン・センターです。1981年まで営業していたゴルフ場の跡地に1997年8月に開業しました。店舗が歩道に面した構造で、町の中心街に似せて設計されています。

2025年時点で、120以上の店舗と20のレストラン、3つのホテルが営業しており、夏に開かれるファーマーズ・マーケットも人気です。

ライトレールの開通

Elevated light rail train passing over the Downtown Redmond Station entrance.
ダウンタウン・レドモンド駅

レドモンドへのライトレールは、3段階で開通しました。2024年4月にサウス・ベルビューからレドモンド・テクノロジー駅(Redmond Technology Station)まで、2025年5月にメリモア・ヴィレッジ駅とダウンタウン・レドモンド駅が加わり、2026年3月にレイク・ワシントンを渡る区間が開通して全線がつながりました。

また、シアトルのインターナショナル・ディストリクト/チャイナタウン駅で乗り換えれば、シアトル・タコマ国際空港とも行き来できます。

レドモンドの歴史

©︎Microsoft Corporation

Historylink.org によると、この地には数千年前から先住民の野営地がありました。2015年には、レドモンド・タウン・センター付近の発掘調査で、1万年以上前の石器が見つかっています。

非先住民の入植が始まったのは、1871年春のことです。ルーク・マックレドモンド氏夫妻が現在のレドモンド・タウン・センターの一部にあたる土地に、同年6月にはウォレン・ペリゴ氏夫妻がベア・クリーク・ヴィレッジ付近の土地に入植しました。ペリゴ氏が開業した宿メルローズ・ハウスは旅行者や入植者に重宝され、集落もメルローズと呼ばれるようになっていきます。1882年12月にマックレドモンド氏が郵便局長に任命され、その働きかけで、1883年3月19日に郵便局の名前がレドモンドに決定しました。

1889年に鉄道が到達すると森林の伐採が拡大し、レイク・サマミッシュの湖畔には製材所が並びました。町として法人化したのは1912年12月31日です。1930年代の大恐慌では大きな打撃を受けましたが、1939年に始まった自転車レースのダービー・デイズ(Derby Days)は、現在も形を変えて毎年開かれています。

レイク・ワシントンに橋がかかってシアトルとの行き来が楽になると、街は郊外として広がっていきました。1982年には任天堂の米国法人がニューヨークから移り、1986年にはビル・ゲイツとポール・アレンが設立したマイクロソフト社が、本社をベルビューからオーバーレイク地区へ移しています。

レドモンドの南東の端にあるメリモア・パークは、広さ640エーカー(約260ヘクタール)で、キング郡が運営する郡内最大の公園です。約40エーカーの犬の放し飼いエリアは、地元で「犬のディズニーランド」と呼ばれています。夏には約5000人を収容する野外会場でコンサートシリーズが開かれ、野外映画も上映されます。州内唯一の自転車競技場(ベロドローム)やクライミングウォールもあります。

2025年に開業したメリモア・ヴィレッジ駅(Marymoor Village Station)からは、公園と地域のトレイルをつなぐ2本の新しい道が整備され、ライトレールと徒歩や自転車で公園へ行けます。土地はもともと、1904年にシアトルの実業家ジェームズ・クライス氏が農場と邸宅を築いた場所で、1962年にキング郡が郡で最初の公園として購入しました。

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