MENU

ワシントン州での冬タイヤの基礎知識

  • URLをコピーしました!

気温が下がり、冬が深まってくると、安全に走行するために適切な冬用タイヤを装着することが大切です。シアトル地域は雪が降って積もるのは珍しいですが、カスケード山脈にあるスキー場やワシントン州東部などの積雪地帯に行く場合は特に、冬用タイヤが必要になります。ここでは、主な冬タイヤをご紹介します。

もくじ

スタッドレスタイヤ:studless tires(スタッドレス)

スタッドレスタイヤは、金属製スタッドを使用せずに雪や氷の上で優れたトラクションを発揮するよう設計されています。氷点下でも柔軟性が保たれ、特殊なトレッドパターンでグリップを高めます。幅広い冬の条件に理想的で、スタッドタイヤに比べて音がうるさくないというメリットもあります。Michelin X-IceBridgestone BlizzakContinental VikingContactシリーズのようなブランドが雪や氷でのトラクションが高いことで評価されています。北米では Blizzak WS90X-Ice Snow が最も人気があります。

スタディッドタイヤ:studded tires(スタッドタイヤ/スパイクタイヤ)

スパイクタイヤ(スタッドタイヤ)とはトレッドに金属の鋲(スタッド)を埋め込んだタイヤで、頻繁に道路が凍結する地域や冬が厳しい地域で最適とされます。人気モデルには、Nokian Hakkapeliitta(スタッド付きバージョン)やToyo Observe G3-Iceがあります。

英語では “studded tires” と呼ばれます。この場合の “studded” は、「鋲(スタッド)を埋め込んだ」という意味です。

ワシントン州での使用制限

ワシントン州では、スパイクタイヤは凍結道路で滑らないよう効果を発揮する一方で、そのような道路状況は年間で1パーセントに過ぎず、雨で濡れた道路・乾いた道路・雪道では普通のタイヤの方が停止しやすいこと、道路の表面を損傷して粉塵が増える原因の一つとされることから、使用を制限しています。

通常、ワシントン州でのスパイクタイヤの使用可能期間は11月1日から3月31日まで。この期間以外に使用していると罰金が科せられます。詳細はこちら

パフォーマンス冬用タイヤ:performance winter tires

スタッドタイヤや標準的なスタッドレスタイヤの極限のトラクションには及ばないかもしれませんが、パフォーマンス冬タイヤは寒い地域での軽い雪や寒冷な湿った条件でも安全性が高いと評価されています。人気の選択肢には、Pirelli Winter SottozeroDunlop Winter SportMichelin Pilot Alpinがあります。

オールウェザータイヤ:all-weather tires

オールウェザータイヤは、1年を通じて1セットのタイヤを使用したい人に便利なオプションです。従来のオールシーズンタイヤとは異なり、冬のトラクション基準に準拠していることから、三峰山雪結晶(3PMSF)マークが付いています。冬用タイヤほどの専門性はありませんが、穏やかな冬と時折の雪が降るぐらいの地域には良いとされています。Nokian WR G4Michelin CrossClimate 2Goodyear Assurance WeatherReady などが人気です。

冬用タイヤを選ぶ際の重要なポイント

冬用タイヤは安全への投資と考えて、適切なタイヤを選びましょう。

  1. 気候
  2. 運転習慣
  3. 車両タイプ
  4. 地域の規制

ワシントン州での冬季の運転

ワシントン州運輸局の「Winter driving tips」を参考にしてください。

シアトル大都市圏では雪は珍しいですが、年に一度程度、数日だけ積もることがあります。

自分が雪道の運転や歩行に慣れていても、周りも同じとは限りません。雪道に不慣れなドライバーに車をぶつけられたり、歩道を歩いていたのにはねられたりといった事故も起きやすくなります。

また、道路の凍結はとても怖いものです。特に、降った雨が夜中に凍結してしまうと、黒いアスファルトとブレンドして凍結しているのかどうか見ただけではわからない状態になります。これを「ブラックアイス」と呼びます。詳しくは下記でご一読ください。

  • URLをコピーしました!

この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!

もくじ