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アメリカでの運転の注意点「シートベルト着用は義務」

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車に乗る時、ちゃんとシートベルトをしていますか?

ワシントン州では、2002年6月13日に発効した法律 『Seat Belt Law』 により、ドライバーはもちろん、同乗者全員がシートベルトを着用することが義務付けられています。つまり、助手席でも、後部座席でも、必ずシートベルトを着用する必要があります。

2024年5月現在、米国ではニューハンプシャー州を除くすべての州で、ドライバーを含む全員がシートベルトを着用することが義務づけられています。

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シートベルトなしは危険!

NHTSA(The National Highway Traffic Safety Administration)によると、アメリカではシートベルトをしていることで死亡するリスクが軽減できることは広く理解されており、2023年のシートベルト全国使用率は91.9%でした。

2017年に推定14,955人がシートベルトをしていたことで命が助かったそうです。

でも、2022年に交通事故で死亡した人は25,420人で、そのうち約50%はシートベルトを着用していなかったことがわかっています(シートベルトの着用が確認されている場合)。シートベルトを着用していれば、さらに2,549人を救えた可能性があると、NHTSAは報告しています。

また、NHTSA(The National Highway Traffic Safety Administration)のデータで、ピックアップトラックのドライバーと同乗者のシートベルト未着用による死亡事故の割合が、20年近くにわたり全車種で最も高いことがわかっています。

2021年に衝突事故で死亡したピックアップトラックのドライバーの60%、同乗者の64%がシートベルトを着用していませんでした。

また、乗用車でもシートベルトを着用せず衝突事故で死亡する人が増えています。乗用車の衝突事故で死亡した人のうち、2018年は9,545人、2021年は11,813人(45%)がシートベルトを着用していませんでした。

シートベルトをするのは簡単です。絶対に忘れないようにしてください。

シートベルトをしていないと罰金

シートベルトがあるのにシートベルトを着用していなかった場合は、違反チケットの対象となります。

  • シートベルトを着用していなかった人が16歳未満の場合はドライバーに対して違反チケットが切られます。
  • 16歳以上の場合は、シートベルトを着用していなかった本人に対して違反チケットが切られます。
  • 2024年5月現在、罰金は124ドルです。
  • タクシーに乗る場合も同様で、シートベルトがある場合は着用が義務付けられています。
  • 腰まわりだけのシートベルトは違反の対象になります。

ワシントン州でシートベルトの着用が義務付けられたのは1986年のこと。それまでは他にも違法行為があった場合においてのみ違反チケットを切られる「secondary offense」(二次的な違法行為)という位置付けでした。

子どものシートベルト着用について

子どもには、チャイルドシートやシートベルトの着用が義務付けられています。シートベルト同様、適切なチャイルドシートを使っていない場合は、罰金の対象となります。詳細は以下の記事でご覧ください。

「シートベルトを締める」を意味する英語の言い回し

wear your seat belt
fasten your seat belt
buckle up

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