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行定勲監督 Q&A 熊本映画『うつくしいひと』 シアトルで上映会開催へ

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うつくしいひと サバ?

2016年4月に発生した地震で被災した熊本が舞台の映画 『うつくしいひと サバ?』 の上映会が、10月にベルビュー・カレッジのジャパン・ウィークで開催されます。

本作は、映画監督・行定勲(ゆきさだ・いさお)さんが故郷・熊本の素晴らしさを伝えるために制作し、昨年ベルビュー市でもチャリティ上映された『うつくしいひと』の続編。プロモーションのため熊本入りしていて本震に遭遇した行定監督は、同年10月、熊本地震で大きな被害を受けた益城町でこの続編を撮影しました。行定監督に作品に込めた思いを聞きました。

– 第2作を撮影されることは当初から決まっていたのでしょうか。第2作に込めた想いをお聞かせください。

熊本地震から半年経った頃、復興の途上に立つ熊本の人々の想いを映画に残したいと思いました。やがて、復興して行くと風景も変わり、人の心からも記憶が薄れていく。だから、映画で復興に立つ人たちが未来に熊本で生きて行く人たちに向けて作ろうと思ったのです。

– 第1作を撮影された当時と第2作を撮影された当時とで、熊本の状況はどう変化していますか。また、変化していないところは何でしょうか。

その頃はまだ、遅々として解体工事が進まない状況でした。ちょうど撮影が終わった頃から、瓦礫の撤去作業が進んで行った感じです。コンテンポラリーダンスのシーンの阿蘇神社は修復するための作業を一旦止めて撮影させてもらいました。撮影時期が遅れていたら、あの場面はなかった。

– 第3作は阿蘇大橋が完成する2020年秋に公開される予定と伺いましたが、どのような作品になる予定でしょうか。

まだ、何も考えてません。「橋が開通するときに、探偵の車が橋の真ん中にとまり、川に向かって花束を投げる」ようなショットだけ浮んでいます。追悼の意味を込めて。

– この作品を通じて、熊本の、また、日本の、どういったところに変化をもたらしたいとお考えですか。

地方にしかない情緒を記録する。素晴らしい場所があることを普通の映画の背景として描き出して、観た人たちの心に残す。

– 今回の上映参加者は主にシアトル在住の日本人です。監督から参加者へのメッセージをお願いします。

遠いシアトルに住む皆様に、日本の片隅にある熊本の情緒や、心情が届くことを願っています。熊本は、まだまだ復興の途上にいますが、元気です。気にかけていただいたこと、本当にありがたいと思います!

– ありがとうございました。

【会場】 Bellevue College 内 Room B104 (3000 Landerholm Cir SE, Bellevue)(地図
【上映日時】 10月7日(土) 1:45pm-2:30pm & 3:15pm-4pm
【参加費】無料
【駐車】 無料駐車場
【主催】 Kumamoto Aid From Seattle
【問い合わせ】 メール | イベント公式サイト | Facebook

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