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2026-2027年シアトル芸術シーズン|オペラ・バレエ・シンフォニー

Woman in a bright yellow sleeveless dress walks barefoot on a stage, casting two shadows on a gray concrete wall.
Brenda Rae (Salome) in "Salome" at Seattle Opera.
Photo: Sunny Martini.
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秋から春にかけて、シアトルの劇場でも地元のさまざまな芸術団体による公演が楽しめます。2026-2027年シーズンは、シアトル交響楽団がシャン・ジャン音楽監督の2年目を、改装を終えたベナロヤ・ホールで迎えました。シアトル・オペラは24年ぶりの『Salome』で幕を開け、パシフィック・ノースウエスト・バレエは『白鳥の湖』と『真夏の夜の夢』という人気作品を上演します。この記事では、3団体の今季の見どころと日程、劇場の基本情報、観劇のマナーをまとめました。

目次

シアトル交響楽団(Seattle Symphony):123年の歴史を持つオーケストラ

ホーム・シアターのベナロヤ・ホール

1903年に最初の公演を行ったシアトル交響楽団は、123年の歴史を持つオーケストラです。これまで150近くのレコーディングを行い、グラミー賞なども受けてきました。2026-2027年シーズンは、同楽団で初めての女性音楽監督シャン・ジャン(Xian Zhang)氏の2年目にあたり、「自然」と「地域」をテーマに掲げています。9月19日(土)の開幕公演では、ユジャ・ワンがプロコフィエフの『ピアノ協奏曲第3番』を演奏します。

これからの注目は、ティンパニ協奏曲の世界初演とモーツァルト『レクイエム』を組み合わせた公演(11月19日〜22日)や、エマニュエル・アックスを迎える公演(2027年1月28日・30日)。4月には自然をテーマにした3週間の音楽祭があり、ギル・シャハムも出演します。6月24日・26日には、歌のない管弦楽版『ニーベルングの指環』で今季を締めくくります。

本拠地のベナロヤ・ホールは、2026年夏に総額2,000万ドルの改装を終えました。1998年の開館以来、初めての大がかりな改装です。ロビーにはシアトルのシェフ、イーサン・ストーウェルのカフェが入り、公演のない日中も利用できます。ホールは約2,500席のメインホールと、約500席のリサイタルホールの2つです。

Benaroya Hall ベナロヤ・ホール
200 University Street, Seattle
駐車:地下有料駐車場、路上駐車
ライトレール:Symphony Station 下車 徒歩1分
【公式サイト】 www.seattlesymphony.org

パシフィック・ノースウエスト・バレエ(PNB):古典と世界初演を両輪に

Pacific Northwest Ballet company dancers in Kent Stowell’s Swan Lake, on stage April 15 – 24, and streaming digitally May 12 – 16, 2022.
Photo © Angela Sterling.

1972年に創設されたパシフィック・ノースウエスト・バレエ(PNB)は、2026年9月に54シーズン目を迎えました。古典の名作に加え、同団初演や世界初演の作品にも力を入れ、国内外で評価されています。今季はケント・ストウェル版『白鳥の湖』(2027年2月5日〜20日)と、バランシン版『真夏の夜の夢』(4月16日〜25日)の2本の物語バレエに加え、新作も3本並び、11月6日〜15日の「Ghost Stories」では、エドガー・アラン・ポーの詩をもとにした『The Raven(大鴉)』が世界初演されます。

ホリデーシーズン恒例のバランシン版『くるみ割り人形』は、11月27日(金)から12月27日(日)まで。舞台美術と衣装は、絵本『オリビア』の作者イアン・ファルコナーが手がけました。春にはPNBスクールの生徒が踊る約1時間の『白雪姫』もあり、子どもが初めてバレエを見る機会として企画されています。

劇場公演のあとには、各プログラムが5日間(『くるみ割り人形』は9日間)にわたりデジタル配信されます。生中継ではないため、時間を気にせず視聴できます。

McCaw Hall マッコウ・ホール
305 Harrison Street, Seattle
駐車:有料駐車場、路上駐車
【公式サイト】 pnb.org

シアトル・オペラ(Seattle Opera):「さまざまな形の愛」を描く63シーズン目

Dramatic stage scene with a dancer in white center, surrounded by silhouetted performers, as a red flame-like projection erupts overhead.
Brenda Rae (Salome) and the cast of “Salome” at Seattle Opera.
Photo: Sunny Martini.

1963年に設立されたシアトル・オペラは、特にワーグナー作品の上演で知られるオペラ団です。2024年9月に就任したジェームズ・ロビンソン総監督のもと、63シーズン目の今季は「さまざまな形の愛」がテーマ。

10月17日〜31日に上演中のR.シュトラウス『Salome』は、同団では2002年以来の上演で、ソプラノのブレンダ・レイが初めてこの役に挑みます。2027年1月16日〜30日には、スペイン語オペラ『El último sueño de Frida y Diego』をシアトル初演。メキシコの「死者の日」を舞台に、画家ディエゴ・リベラとフリーダ・カーロの物語を描きます。

3月5日・7日には「花の二重唱」で知られるドリーブ『Lakmé』をコンサート形式で上演。5月8日〜23日のプッチーニ『La bohème』は、1920年代のパリに舞台を移した演出で、ロビンソン総監督自らが手がけます。このほか、11月21日のジェイミー・バートンのリサイタルや、12月のホリデー公演も予定されています。

本拠地はシアトル・センターにある約2,900席のマリオン・オリバー・マッコウ・ホールで、PNBと共用しています。オペラの上演言語はさまざまですが、舞台上部に英語字幕が出るため、初めてでも物語を追うことができます。

McCaw Hall マッコウ・ホール
305 Harrison Street, Seattle
駐車:有料駐車場、路上駐車
【公式サイト】 www.seattleopera.org

観劇のマナー:シアトルで舞台を楽しむために

シアトルのオペラやバレエ、シンフォニーは、気軽に出かけられる雰囲気です。そのうえで、次の点を押さえておくと安心です。

  • 時間に余裕を持って着く:開演後に着くと、区切りのよいところまでロビーで待つことになります。
  • 携帯電話は電源を切るか機内モードに:画面のわずかな光も、周りの観客や演者の妨げになります。
  • 公演中は話さない:同伴者との会話も、必要なとき以外は控えます。開演前や休憩中も、大きな声は避けます。
  • 客席での飲食はしない:映画館と違い、ふた付きの容器でも客席への持ち込みはできません。飲食はロビーの決められた場所で。
  • 休憩中の飲み物は事前に注文:マッコウ・ホールでは休憩中に売店が混み合います。売店で「Intermission Pre-Orders」を頼んでおくと、休憩が始まる時には用意されています。
  • 香水やコロンはつけない:強い香りは周りの人の負担になり、アレルギーのある人もいます。
  • 服装:特別なディナーイベントやパーティーを除けば、フォーマルでなくてかまいません。少しきれいめの服装で十分です。
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