シアトルの夏は、午後9時過ぎまで明るい、美しい季節。この期間、ワイナリーや動物園、公園など、緑に囲まれた場所で開催されるコンサートは、まさに夏の醍醐味です。ここでは、恒例の野外コンサートをまとめました。ご参考になさってみてください。
シアトル：ウッドランド・パーク動物園
シアトルのダウンタウンから約5.5マイル（約8.8キロ）のフィニー・リッジという地域にある動物園で開催される恒例のコンサートシリーズ。2024年で40周年を迎えます。
米国西海岸では最も古い動物園の一つで、広さ92エーカー（東京ドーム約8個分）を誇る園内の飼育施設はできるだけ自然な環境の中で生活できるよう設計され、300種類を超える1,090匹以上の動物たちが飼育されています。コンサートの収益金は、動物のケアや保護プロジェクト、教育プログラムに充てられます。
ウディンビル：シャトー・サン・ミッシェル
ワインのテイスティング・ルームの集積地ウディンビルで一番歴史の長いワイナリー。芝生にすわって音楽を楽しみながらワインを味わうのは格別です。
シアトル：デイ・イン・デイ・アウト
2024年で26周年を迎えるキャピトル・ヒル・ブロック・パーティーや人気ライブハウス『Neumos』の経営陣が立ち上げたアーバン・フェスティバル。4周年を迎える今年も、オリジナリティあふれるインディミュージック中心のラインナップが注目を集めています。今年は開催を約1ヶ月早め、7月12日から14日にかけてシアトル・センターのフィッシャー・グリーン・パビリオンエリアで開催されます。2004年のヘッドライナーは、地元の The Head and the Heart、ポップロックバンド Bleachers、インディーポップのクイーン Carly Rae Jepsen。
シアトル：キャピトル・ヒル・ブロック・パーティー
3日間にわたり、シアトルのキャピトル・ヒルの8つのステージで70のパフォーマンスが行われます。26周年を迎える今年のヘッドライナーは、エレクトロニックの巨匠で今年6月に新作アルバム『Timeless』をリリースする Kaytranada、トランスジェンダー女性としては2人目のグラミー賞受賞者となったキム・ペトラス、そしてベッドルームポップのプリンス、スティル・ウージーです。オールエイジですが、ビアガーデン、VIP ラウンジ、Neumos と Barboza のステージは21歳以上のみ。
レドモンド：メリムーア・ライブ
シアトル中心部からわずか15マイル（約24km）のレドモンド市にある、キング郡最大の公園。640エーカーの広大な敷地は緑に囲まれており、5000人が収容できる屋外会場は野外コンサートにぴったりです。21周年を迎える今年は、6月から9月にかけて15のショーが開催され、Guns N’ Roses のギタリスト、スラッシュ（7月8日）がS.E.R.P.E.N.T. フェスティバルに出演するほか、ソフトロックデュオの Air Supply（7月14日）、Squeeze & Boy George（8月15日）などが登場します。
駐車料金は1台あたり20ドル。ベースキャンプのアップグレードを購入すると（99ドル）、プレミアム駐車場、専用トイレ、飲食サービス、一般入場エリアへの専用入口などのアメニティを利用できます。コンサートシリーズの収益は、駐車場収益の100%を含め、キング郡公園の施設と公共地の運営と維持に充てられます。
会場に持ち込めるものなどの規則は、それぞれ異なります。また、どのコンサートも基本的に雨天決行ですが、念のため、事前に公式サイトや SNS でご確認ください。
