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ワシントン州ワラワラの名産「スイートオニオン」—甘さが自慢の地元野菜

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ワシントン州東部に位置する美しい町、ワラワラ(Walla Walla)は、アメリカ国内外で高く評価されている「ワラワラ・スイート・オニオン(Walla Walla Sweet Onion)」の産地として知られています。オニオンの生産量でワシントン州は全米第3位(※1位カリフォルニア州、2位オレゴン州)を誇り、その中でもワラワラのスイートオニオンは特別な存在です。

ワラワラとは?

Walla Walla Point Park
Weekend Sherpa / Courtesy of State of Washington Tourism

「Walla Walla」という地名は、ネイティブ・アメリカンの言葉で「たくさんの水(many waters)」を意味します。豊かな水源と温暖な気候に恵まれたこの地域は、農業に適した環境としても知られています。

スイートオニオンの歴史

Walla Walla Sweet Onion Marketing Committee によれば、このオニオンのルーツは19世紀後半、フランス人移民のピーター・ピエーリ(Peter Pieri)氏が地中海のコルシカ島からタマネギの種を持ち込んだことに始まります。当時、ワラワラで園芸に携わっていたイタリア系移民たちがそのまろやかな味に感動し、地元での栽培が広まっていきました。

特徴と食べ方

ワラワラ・スイート・オニオンは、一般的なタマネギよりも皮が薄く、形はやや平たく、辛味が少ないのが特徴です。スライスしても水にさらす必要がなく、サラダなどにそのまま生で使えるのが魅力。加熱するとさらに甘みが増し、ローストやグリル料理、オニオンスープなどにも最適です。

出回る時期と購入場所

このスイートオニオンは、6月から8月にかけての夏季限定で出回る「季節の味」です。ワシントン州内のファーマーズマーケットや地元のスーパーマーケット、またワラワラを訪れる旅行者には、現地での購入や収穫体験ツアーもおすすめです。

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