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ワシントン州の再生型農園「Makanai Farm」― 日本野菜とCSAで人と土をつなぐ場所

リジーさんと康人(コウジ)さん
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Makanai Farm(まかないファーム)は、ワシントン州で営まれる小規模な再生型農園(リジェネラティブ・ファーム)です。運営するのは、レストラン業界で経験を積んだリジーさんと康人(コウジ)さん。2017年、「食を通じて人とつながる」という想いから農業を始めました。

目次

「まかない飯」に込めた想い

農園名の「Makanai(まかない)」は、日本語でレストランのスタッフ用のまかない飯を意味します。余った食材でも、愛情を込めて作られるまかないのように、Makanai Farmも “人とのつながり” や “日々の食卓の大切さ” を育む場として歩んでいます。

日本野菜と不耕起栽培で育てる安心の野菜

この農園では、コウジさんの母親が毎日作ってくれたお弁当を思い出させるような、日本野菜を中心に栽培しています。化学薬品は一切使わず、土壌の再生と生物多様性の維持を重視した不耕起栽培(ふこうきさいばい:耕さない農法)を実践。

土を耕さず、自然の循環に学ぶことで、微生物豊かな土壌を守りながら、より栄養価の高い野菜の栽培を目指しています。

CSA(地域支援型農業)でつながる食のコミュニティ

Makanai Farmでは、CSA(Community Supported Agriculture / 地域支援型農業)のプログラムも提供。CSAでは、シーズン前に「野菜ボックスのシェア」を購入することで、毎週季節の新鮮な野菜が手に入ります。

CSAの特徴は、「農家と消費者がリスクと恵みを共有する関係」を築けること。農園側は安定した運営ができ、参加者は旬の野菜を楽しみながら地域農業を直接応援できます。

また、CSAメンバー同士のレシピ交換や食の知恵の共有も、コミュニティの魅力のひとつです。

ファーマーズマーケットにも出店中!

2025年からシアトルのユニバーシティ・ディストリクトで
毎週土曜に開催されるファーマーズ・マーケットにも出店を開始

週末には、地域のファーマーズマーケットにも出店し、地元の方々と直接ふれあう機会を大切にしています。季節の野菜や花などが並ぶブースは、訪れる人にとっても癒しの空間です。

写真は、シアトルのユニバーシティ・ディストリクトに出店しているブースの様子。この日も朝からひっきりなしにたくさんの人が訪れ、リジーさんやコウジさんと話しながら日本野菜を購入していました。

まとめ:人と土をつなぐ、これからの農のかたち

Makanai Farmは、ただ野菜を育てるだけでなく、人と土、食とコミュニティを結ぶ農業を実践しています。再生型農業やCSA、日本野菜に関心がある方は、ぜひ彼らの活動をチェックしてみてください。

CSAの申し込み・最新情報は公式サイトで:makanaifarm.com

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