ついこの間まで秋晴れの日が多かったのですが、いよいよ雨の日が増えてきました。デイライトセービングタイムが終わって約2週間、いわゆる The Big Dark の時期が始まったようです。
年間降水量では東京より少ないのですが、秋から初春にかけては雨が降る日数と曇りの日数が多いですね。住んでいる人でさえ「シアトルって、ずっと雨なんですよ」と言ってしまうほど、この時期は頻繁に雨が降ります。
私は普段は車移動が多いのですが、突然雨が降るこの季節に活躍するのは、やはりフード付き防水ジャケットと折り畳み傘。「シアトルの人は傘をささない。傘を使うのは新しく引っ越してきたよそものだ」という冗談がありますが、確かに、街を歩くと、傘よりフード付きの防水ジャケット派も多数(なので、あながち冗談ではないという)。とはいえ、素敵な傘は気分を明るくしてくれるので、少し長く歩く日には折り畳み傘を重宝します。
シアトルの都市部は標高が低いため雪が降ることは珍しいですが、カスケード山脈やオリンピック山脈など標高の高い地域では雪が降っています。気候変動の影響が年々増していますが、今年はラニーニャ現象の影響で、低地では雨、山では例年以上に雪が多くなる予想。スキー場も11月のオープンを目指して準備を進めているところが多いようです。
シーズンが始まれば、私も毎週末、スキー場にいることになります。「ワシントン州のスキー場は値段が高いのに、しょぼい。ここでスキーするより、カナダのウィスラーとかに行ったら?」と言う人もいます。
確かに、ワシントン州も値段は上がるばかりですし、北米最大のスキー場でオリンピックも開催されたウィスラーは、スノースポーツをやっている親や子どもにも人気です。
でも、競技チームに入っている子どもを持つ家庭にとっては、毎週末、できれば平日もチームトレーニングに通える距離にあることが大前提。ウィスラーはどうしても「バケーションで行く場所」や「バケーション中の追加トレーニングをする場所」になってしまうんですよね。家庭ごとに事情はさまざまですが、とりあえず後数年は、子どもの情熱に合わせて週末のスケジュールを雪山に合わせて動かしていくしかなさそうです!
余談:私が使っている折り畳み傘はMOMAのコレクションで買ったモネの『睡蓮』がプリントされたものなのですが、Amazonでも売ってました!さして歩いていると気分が明るくなるのでおすすめです。


