シアトル・アジア美術館:アニラ・クワイユム・アガ『Geometry of Light(光の幾何学)』
2025年8月27日(水) – 2026年4月19日(日)
世界的に高い評価を受けるパキスタン系アメリカ人アーティスト、アニラ・クワイユム・アガ(Anila Quayyum Agha)の個展。シアトル美術館(SAM)の90年にわたる歴史の中で、パキスタン系アメリカ人アーティストによる初の個展という記念すべき展示です。
鑑賞者が「作品の一部」になる瞬間
ギャラリーの天井から吊り下げられた巨大なスチール製のキューブ(作品名:A Beautiful Despair など)はレーザーカットによって緻密に彫り込まれた幾何学模様でできており、内側から放たれる強烈な光が、壁や床、そして鑑賞者自身の体にまで複雑な影を投影します。この幾何学的な模様は、イスラム建築の伝統的な装飾(ジャリ)にインスピレーションを得ています。
社会的な背景: パキスタンで育った彼女は、女性という理由で公共の場や宗教的な空間から排除される経験をしてきました。
光による解放: 彼女は「光」を使うことで、かつて自分を拒絶した空間を、性別や文化を超えて「誰もが等しく受け入れられる場所」へと再構築しています。
展示のハイライト
| 作品名 | 魅力のポイント |
| A Beautiful Despair (Blue) | 鮮やかなブルーの光が、美しさと同時に心の深淵に触れるような静寂を生み出します。 |
| This is Not a Refuge! (2) | 住宅を模したフレームから漏れる光が、「家」や「居場所」の不安定さを問いかけます。 |
| Warhead II (Mixed Media) | 彫刻だけでなく、刺繍やビーズ、紙を用いた繊細な平面作品。彼女の多様な才能が光ります。 |
会場
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