シアトルのレストランやバー、劇場で過ごした後、または一日の仕事や出張を終えた後、少しだけ何かを食べて帰りたいと思っても、その時の気分にぴったりの一軒が見つからず悩むことは珍しくありません。特に夜のベルタウン周辺では、一人でも気兼ねなく立ち寄れる「最後の一軒」は限られていました。
そんな中、シアトルのフリーモントに昨年10月に1号店をオープンした鶏白湯ラーメンの『KAYAVA.』が、ベルタウンに2号店をオープンしました。このエリアではありそうでなかったラーメン専門店とあって、ある日の午後6時すぎには満席で賑わうなど、早くも注目を集めていることが伺えます。
ベルタウンの日常に溶け込むラーメン

1号店のフリーモント店は住宅地にあり、家族連れもゆったり過ごせる雰囲気ですが、ベルタウン店はより都市型のスタイル。店内に入ると、まず、調理の様子が見えるオープンキッチンを囲むカウンター席があり、一人でも気兼ねなく入店できる雰囲気です。2〜4人ならテーブル席へ。
約1ヶ月にわたるソフトオープンの間に、近隣で働く人がシフトの合間や仕事の後に立ち寄って常連になったそうで、日常の流れの中で利用できる店として定着し始めているようでした。

そこで同店が打ち出しているのが、日本の食文化として定着している「〆(しめ)にラーメンを食べる」というスタイル。英語で言うなら “Wrap up the day with Ramen”(ラーメンで一日を締めくくる)というこの食文化は、企業が集まるダウンタウンに隣接する、バーやナイトスポットが集まるエリアで、仕事の前後や外出の終わりに立ち寄る人たちにすんなり響きそうです。
フリーモント店と変わらない味

提供されるメニューは、フリーモント店と同じクオリティ。自家製麺はフリーモント店で仕込み、ベルタウン店に運んでいます。
今回注文したもの:
Chicken Paitan Ramen: $18
Shio Ramen $19
Chicken Kara-Age $15
Waffle Fries $7
- 安定した品質のスープと麺:看板メニューの鶏白湯(Chicken Paitan)は、フリーモント店で仕込んだ自家製麺を毎日運び、変わらぬ味を提供しています。
- サイドメニューのチョイス:定番の鶏の唐揚げ、ワッフルフライズが人気。スパイスのチョイスに新たにカレー味が登場。
- アルコール提供の開始:2026年1月16日からはベルタウン店でも酒類の提供が始まる予定。ラーメンと一緒にワインや日本酒、ビールを楽しむことが可能になります。
米国起点で始まったブランド『KAYAVA.』

『KAYAVA.』は、「ほっともっと」「やよい軒」を運営する株式会社プレナスが展開するラーメン事業。ボストンで高い評価を受けているラーメン店『Tsurumen Davis』を手がける大西益央氏が監修し、2024年10月に米国1号店をシアトルのフリーモントにオープンしました。スープ、麺、トッピングに至るまで自家製にこだわり、「Artisan Ramen」「Addicting & Less is More」という考え方を軸に構成されています。
2025年10月にシアトルで1号店をオープンし、その後の2025年7月に東京・茅場町へ総本店を構えるという、米国先行のブランド展開がユニークです。ブランド名の由来は、江戸時代の街づくりから生まれた地名「茅場町」で、「どうなるか」ではなく「どうしたいか」という能動的な意志を反映させた当時の都市計画にヒントを得て、素材と製法へのこだわりを軸に展開しています。
シアトルの『KAYAVA.』の味が好きな人が、日本旅行中に総本店で食事するという流れも生まれそうです。
こんな人におすすめ!

- ダウンタウンやベルタウン周辺で、一人でも気兼ねなく立ち寄れる食事処を探している方。
- シアトル独自の展開を見せる、日本のクオリティを維持したラーメンを試したい方。
- 自家製麺と、丁寧に作られた鶏白湯スープの組み合わせを好む方。
店舗情報
KAYAVA ベルタウン
グランドオープン日:2026年1月16日
住所:2226 1st Avenue, Seattle, WA 998121
営業時間:水・木・日 5pm-10pm; 金・土 5pm-11pm
席数:約30席
特徴:オープンキッチン、カウンター席中心
アルコール提供開始:2026年1月16日予定
KAYAVA フリーモント
オープン日:2025年10月3日
住所:704 North 34th Street, Seattle, WA 98103
営業時間:水~日 11:30–15:00/17:00–21:00
定休日:月・火
席数:40席(カウンター13席、テーブル28席)

