シアトル
LE PANIER ル・パニエ

『Le Panier』は1983年、フランス人オーナーのユベール・ルーヴェンブルック氏が、本格的なバゲットを求めてノルマンディーの製パン学校に依頼し、6人の職人を招いたことから始まりました。以来40年以上にわたり、シアトルの観光名所パイク・プレース・マーケットでフランスの伝統的な技法による焼きたてのバゲットやクロワッサン、マカロンや季節のペイストリーなどを提供し、食事時は行列ができるほど地元住民や観光客に愛され続けています。また、マカロン・デーの開催や地域への寄付、食品廃棄を最小限にする取り組みなど、食と地域社会の両面で貢献しています。コーヒーにはイタリア人が経営するシアトルのカフェ・ウンブリアのフレンチ・ローストなどを使用しています。
【ロケーション】 パイク・プレース・マーケット
【公式サイト】www.lepanier.com
SEA WOLF BAKERS シー・ウルフ・ベーカーズ

『Sea Wolf Baker』は、クラフトマンシップと地元食材へのこだわりを大切にするベーカリー。2014年、ジェシーとキットのシューマン兄弟が創業し、当初は地元レストラン向けにサワードウブレッドを卸す形でスタートしました。2016年にはフリーモントのストーンウェイに実店舗を開店し、一般客向けにパンとペイストリーの販売を開始。現在では約4000平方フィートのオープンキッチン型スペースを構え、35以上のレストランやカフェに商品を供給しています。小さなダイニングルームで、または(天気のいい日は)中庭で、自家焙煎の Hyacinth Coffee のコーヒーと共に味わうのがおすすめ。地元のクラフトビールやワインも揃えています。小麦や穀物は地元産を中心に使用し、野菜や果物は再生型農業や有機栽培を実践する地元農家から仕入れています。
【ロケーション】 フリーモント
【公式サイト】www.seawolfbakers.com
LA PARISIENNE ラ・パリジエンヌ

シアトルで高い評価を得ている本格フランスベーカリー。毎日焼きたてのパンやペイストリーを提供し、ショーケースはクロワッサンやバゲット、エクレアなど美味しそうなものばかりで迷ってしまいます。創業者のパトリック・モラン氏は、フランスのパリで30年以上にわたり製パンに携わり、パン作りを教える講師としても活躍していました。その際、受講生から「アメリカでベーカリーを開けば成功する」という声を受け、家族と共にシアトルへ移住。自身の夢を実現する形で同店を開業しました。妻のエリーズ氏も「アメリカでの成功は夢が叶ったこと」と語っています。店の中や外のテーブルでゆっくり味わってみてください。
【ロケーション】 ベルタウン
【公式サイト】www.laparisienneseattle.com
THE FRENCH GUYS BAKERY ザ・フレンチ・ガイズ・ベーカリー
フランス出身のティボー・ボージャンドル氏(ブルターニュ地方)とルノー・ラシピエール氏(ロワール地方)が創業したベーカリー。2019年に渡米し、スノコルミーでのスキーをきっかけに出会い、フランスの伝統的な製パン文化をシアトルに広めるという夢を実現しました。ルノー氏は「Les Compagnons du Devoir」で修業し、シアトルの名店『La Parisienne French Bakery』でベーカーを務めた経験を持つ熟練職人。ティボー氏はMBA取得後にアマゾン勤務を経て経営を担当、2人は2021年に『La Parisienne』の支援を受けてファーマーズ・マーケットに初出店し、移動式ベーカリーとしてデリバリーも展開。その後、キャピトル・ヒルに実店舗をオープンし、ソードーに製造拠点を設立した後、2025年6月にはユニバーシティ・ビレッジに2号店をオープン。現在はクロワッサンやカヌレ、バゲットなどを提供し、卸売やマーケット出店も展開。フランス産バターや地元産小麦を使い、環境配慮型の包装を採用しています。
【ロケーション】 キャピトル・ヒル、ユニバーシティ・ビレッジ、各地のファーマーズ・マーケット
【公式サイト】www.thefrenchguys.com
BAKERY NOUVEAU ベーカリー・ヌーヴォー

5年間にわたってシアトルの老舗エッセンシャル・ベーカリーのヘッド・ベーカーを務めたウィリアム・リーマンさんが、2006年12月にオープンしたベーカリー。3年に1度パリで開催されるワールド・カップ・オブ・ベーキング・コンテストで2005年にアメリカ・チームのキャプテンを務め、見事に優勝した経歴の持ち主で、カウンターには大きな優勝トロフィーが飾られています。オーガニック小麦粉のみを使うなど材料にもこだわりがあります。シアトル市内ではウエスト・シアトルとキャピトル・ヒルにカフェ、そして南のビュリエン市にフラッグシップストアがあります。
【ロケーション】 キャピトル・ヒル、ウエスト・シアトル、ビュリエン
【公式サイト】www.bakerynouveau.com
MIRABELLE BY ORPHÉE ミラベル・バイ・オルフェ

2025年3月にオープンした「ミラベル・バイ・オルフェ」は、パイオニア・スクエアの1st Avenue 沿いに位置するフレンチ・ベーカリー。大きな窓から自然光が差し込む明るい店内には二人がけのテーブル席や、大きなテーブルを囲む相席スペースがあり、キッチンの様子を眺めることもできます。メニューはパンやペイストリー、ケーキ、サラダ、スープ、キッシュ、サンドイッチ、チーズや燻製肉の盛り合わせなど多彩で、食器にもセンスが光ります。看板は自家製バゲットを使ったサンドイッチ「Le Parisien Cochon」。極薄にスライスしたハムにフランス産バター、ブラックトリュフ、エメンタールAOPを合わせた贅沢な一品で、深い味わい。クロワッサンも外はパリッと香ばしく、中は何層にも重なる生地からバターの風味が広がります。オーナーのオルフェ・フアノ氏はパリの名門校で学び、アラン・デュカスのホテル・プラザ・アテネなどで修行した方。シリコンバレーやベルビューでの経験を経て、フランス産素材を生かした本格的かつモダンな味わいを届けています。
【ロケーション】パイオニア・スクエア
【公式サイト】www.instagram.com/mirabellebyorphee/
MACRINA BAKERY マクリナ・ベーカリー

シンプルで家庭的なパンと料理を提供するべく、材料にもできるだけローカルでとれた無農薬の材料を選んでいるベーカリー。イタリア風のパンやデザート、サンドイッチやサラダなどが楽しめます。「バランスのとれた味で、甘過ぎることなく、日本人のお客さんにもおすすめ」と、オーナーのレスリーさん。同店は地元の教会や学校にもイベントに合わせてパンを寄付するなどしており、コミュニティになくてはならない存在となっています。
【ロケーション】 クイーン・アン、ベルタウン、ソードー、キャピトル・ヒル
【公式サイト】www.macrinabakery.com
SAINT BREAD セイント・ブレッド

The New York Times の「アメリカで最高のベーカリー22選」に選ばれたベーカリー(2024年12月)。ドイツ・アルザス地方出身の母と日本北部出身の父を持つ中西部生まれの Yasuaki Saito さんが、サンフランシスコやポートランドを経験を積み、ワシントン大学シアトル校キャンパスの南側にあるポーテージ・ベイに面したところに2021年にオープンしました。デンマークのコペンハーゲンから移住した船大工一家ヤンセン家の工場だったところを店舗に改装したことから、その歴史に敬意を払い、デンマーク語で「本物のパン」「手作りのパン」を意味する “sandt brod” をベースに、この仕事に対する神聖な思いを伝えるため、『Saint Bread』と名付けました。メニューには、シナモンと沖縄のシュガートーストやお好み焼きのトルティーヤなど、特に日本人の父親からインスピレーションを得たものがあります。ぜひ屋外のパティオでくつろぎながら、味わってみましょう。
【ロケーション】 ポーテージ・ベイ
【公式サイト】www.saintbread.com
COLUMBIA CITY BAKERY コロンビア・シティ・ベーカリー

レーニア・アベニューを南下したところにあるコロンビア・シティにあるベーカリー。店内に一歩入ると、香ばしい焼きたてのパンの香りに包まれます。バゲットやクロワッサンの他、数々のペイストリーやクッキー、パン、ケーキやタルトも人気。
【ロケーション】 コロンビアシティ
【公式サイト】columbiacitybakery.com
TALL GRASS BAKERY トール・グラス・ベーカリー
バラードの住宅地にあるアルチザン・ベーカリー。ホール・フーズや PCC、スリフトウェイなどの自然食品を多く取り扱っているスーパーマーケットや各地のファーマーズ・マーケット、そしてレストランにも卸しています。中でもファンが多いのは Levain(レバーン; フランス語で 『自然のイースト』 という意味)を使ったフランスの田舎風パン。また、くるみが入ったウォールナッツ・レバーンもアルチザン・ブレッドの代表格。バターがたっぷり入ったバゲットは、ハムやサラミを挟んでサンドイッチにすると格別。プルマン型のパンは日本の食パンのようですが、焼くと縁がパリパリになり、香ばしいトーストが味わえます。
【ロケーション】 バラード
【公式サイト】tallgrassbakery.com
FUJI BAKERY フジ・ベーカリー

日本ではおなじみの食パン、そして惣菜パンなど、いろいろな種類のパンが揃っています。また、東京とパリで経験を積んだペイストリーシェフの大沢勇史さんが手がけるフレンチのケーキが人気。注文販売も受け付けています。
【ロケーション】 インターベイ、インターナショナル・ディストリクト
【公式サイト】www.fujibakeryinc.com
BELLE EPICUREAN ベル・エピキュリアン

クラシックで優雅な趣のあるダウンタウンのフェアモント・オリンピック・ホテル1階と、高級住宅街のマディソンの2店舗を持つベーカリー。シアトル生まれ・シアトル育ちで、パリの料理学校ル・コルドン・ブルーを首席で卒業したキャロライン・ファーガソンさんが、オール・ナチュラルとオーガニックの材料だけを使って、フレンチ・ペイストリーを焼き上げます。。シアトルのロースターとしておなじみのカフェ・ヴィータの豆を使ったコーヒーとの相性もぴったり。
【ロケーション】 マディソン
【公式サイト】www.belleepicurean.com
FREYA BAKERY フレヤ・ベーカリー

『Freya Bakery』は、シアトル中心部にあるスカンジナビア風のベーカリー兼カフェ。人気カフェの『Café Hagen』や『Hagen Coffee Roasters』を手掛けるチームが、北欧のホスピタリティ、上質なコーヒー、職人技によるベーキングを融合させ起業しました。毎日焼きたてのカルダモンノットやライ麦パンなど伝統的な北欧のレシピを取り入れたパンやペイストリーが人気。コーヒーは『Hagen Coffee Roasters』が世界各地から厳選した豆を使用し、焼き菓子やパンと調和するよう丁寧に焙煎しています。日々の暮らしに寄り添う北欧流の“ヒュッゲ(心地よさやつながり)”を体感してみてください。
【ロケーション】 パイク・プレース・マーケット、ダウンタウン
【公式サイト】www.freyabakery.com
BYEN BAKERI ビエン・ベーカリ

スカンジナビアの伝統的なパンやペイストリー、クッキーやケーキ、キッシュやサンドイッチが味わえるベーカリー。バゲットやディナーロールなども揃っています。店内にカフェスペースもあるので、ゆったりとくつろげます。
【ロケーション】 クィーン・アン
【公式サイト】www.byenbakeri.com
BEN’S BREAD べンズ・ブレッド

2023年の開店以来、大人気となっているベンズ・ブレッド。長年にわたり料理人として経験を積んだベンさんは、シアトルの人気シェフ、ジョン・サンドストロム氏のレストラン『ラーク』でパンを焼くプログラムを開始し、サイドビジネスとしてポップアップでパンを売り始めたところ人気が出たため、実店舗を開店しました。ワシントン州産の材料を主に使って、看板商品のサワドーはもちろん、甘すぎず、優しい味わいのクッキー、ケーキ、クラッカー、イングリッシュマフィンなども焼いています。屋外には座って食べられるスペースもあります。
【ロケーション】 グリーンウッド
【公式サイト】bensbread.com
FRESH FLOURS フレッシュ・フラワーズ

ニューヨークやシアトルでベーカーとして経験を積んだ洪敬司(こう・けいじ)さんと峰松悦子さん(取材記事はこちら)が、2005年に創業。フィニー・リッジにオープンした1号店は白や緑の壁にオレンジのライトをアクセントにしたモダンなインテリアで、廃材だったボーリング場のレーンをベンチやカウンターにするというユニークなアイデアが光っています。※2021年に2代目オーナーに売却されました。
【ロケーション】 フィニー・リッジ、サウス・レイク・ユニオン、ビーコン・ヒル、ウエスト・シアトル
【公式サイト】www.freshfloursseattle.com
GRAND CENTRAL BAKERY & CAFE グランド・セントラル

シアトルの老舗ベーカリーのひとつで、シアトル市内に店舗網を広げています。各種パン、ペイストリー、サンドイッチ、手作りのスープなどが人気です。各地のスーパーマーケットなどでもパンが販売されています。パイオニア・スクエアの1号店は2013年にオバマ大統領が講演後に立ち寄ったことでも知られています。
【ロケーション】 パイオニア・スクエア、イーストレイク、ウェッジウッド、ビュリエン
【公式サイト】www.grandcentralbakery.com
LARSEN’S ORIGINAL BAKERY ラーセンズ・オリジナル・ベーカリー

デンマークから移住してきたラーセン兄弟が1974年に開店して以来、伝統的なデンマークのペーストリーを中心に製造販売しているベーカリー。ショーケースにはいろいろなペーストリーやクッキーが並んでいます。おすすめは、サクサクの生地に風味豊かでふっくらしたアーモンドペーストが人気の “Kringle”、フルーツやレーズン入りの “Julekaka”、アーモンドクリームとカスタード入りの “Smorkage” といったデンマークの伝統的なパンや、スウェーデンの “Cardamon Braids” など。結婚式のケーキの注文も受け付けています。
【ロケーション】 バラード
【公式サイト】www.larsensbakery.com
LE FOURNIL ル・フォーニル

ワシントン大学のそばのユニバーシティ・ブリッジのそばにあるベーカリー。オーナーのニコラスさんは、カナダ、メキシコ、バハマなどさまざまな土地を渡り歩いた後、1993年にシアトルに来たフランス人。「繊細で軽い口当たりの、フランスのパンを再現したい」という想いから、1997年に同店をオープンしました。一番人気のクロワッサンは、レストランやカフェなどにも販売しており、その数は週に8千個を超えるそう。バターをたっぷり使った濃厚な味ながら、サクサクとした歯ざわりをぜひ。また、パンと同様の人気を誇るのが、ケーキなどのデザート。季節の果物を使ったタルト類は、手土産にもおすすめです。
【ロケーション】 イーストレイク
【公式サイト】www.le-fournil.com
PETIT PIERRE BAKERY プチ・ピエール・ベーカリー

2015年10月、閑静な住宅街が広がるシアトルのマグノリア地域に、パリから米国に移住したフランス人のピエールさんとシアトル生まれ育ちのジョアナさんが開店したベーカリー。いろいろなクロワッサン、サンドイッチ、ペイストリーなど、ローカル食材と本場フランスの技を融合させた品々が人気。2022年にフィニー・リッジに2号店を開店しました。
【ロケーション】 マグノリア、フィニー・リッジ、キャピトル・ヒル
【公式サイト】www.petitpierrebakery.com
TEMPLE PASTRIES テンプル・ペイストリーズ

フレンチのペイストリーやサンドイッチ、ドーナツ、季節のスイーツなどが味わえるベーカリー。2018年にポップアップのベーカリーとして展開して大ヒットし、2020年10月にレシャイ寄りのセントラル・ディストリクトに実店舗をオープンしました。たくさんの観葉植物が置かれた店内は白を基調とし、清潔感のある落ち着いた雰囲気。天井が高く、店舗をぐるりと囲む大きな窓からは自然光がたくさん入ってきます。定番のクロワッサンやミルクパン、季節のフルーツ入りのパウンドケーキ、カスタードクリームの入ったバスクケーキなど、人気商品は早く売り切れることも。ピックアップしたい日の3日前までなら、オンラインで注文も可。
【ロケーション】 セントラル・ディストリクト
【公式サイト】www.templepastries.com
MITTEN SWEETS & COFFEE ミトン・スイーツ&コーヒー

大阪出身の佐久間実里(さくま・みさと)さんが2016年に創業した『Pastry Mitten』(ペイストリー・ミトン)。さまざまなケーキや焼き菓子の注文販売、レストランやグローサリーストアへの卸販売で人気を博し、2022年秋にシアトルのファースト・ヒルに実店舗を開店しました。天井が高く、柔らかな自然光がたくさん入る大きな窓のある店舗ですべての商品を製造しているので、入口のドアを開けた瞬間に美味しそうな香りが漂ってきます。インタビュー記事はこちら。
【ロケーション】 ファースト・ヒル
【公式サイト】www.mittensweetsandcoffee.com
ROSELLINI’S FINE CAKES & BAKED GOODS ロセリーニズ
バラードの住宅地にある、小さなフレンチ・ベーカリー。クロワッサンや各種ペイストリー、クッキーなどをラインアップしています。店内・屋外にテーブルと椅子があります。
【ロケーション】 バラード
【公式サイト】rosellinis.com
ZYLBERSCHTEIN’S DELICATESSEN & BAKERY ジルベルスタインズ・デリカテッセン&ベーカリー
ユダヤ系のデリカテッセンとベーカリー。ベーグル、ハッラー、バブカ、ライ麦パンなどに加え、サンドイッチやスープ、ケーキ、総菜も販売しています。
【ロケーション】 ノースゲート
【公式サイト】www.zylberschtein.com
COYLE’S BAKESHOP コイルズ・ベイクショップ

The Herbfarm と Le Pichet で経験を積んだペイストリーシェフのレイチェル・コイルさんが2015年に開店したベーカリー。クロワッサンとプレッツェルをあわせたクレッツェルなどのオリジナルや、チョコレートクロワッサンなどのフレンチの定番をラインアップ。カフェスペースもあるので、ゆったりとくつろげます。
【ロケーション】 グリーンウッド
【公式サイト】www.coylesbakeshop.com
85°C BAKERY CAFE 85℃・ベーカリー・カフェ

台湾で最も人気の高いベーカリーチェーンで、全米各地に店舗を広げているベーカリー。約100種類のパンは各店舗で焼くシステムで、手ごろな価格が売り。詳しい取材記事はこちら。
【ロケーション】 タクウィラ、インターナショナル・ディストリクト、リンウッド、レドモンド
【公式サイト】www.85cbakerycafe.com
イーストサイド
FARINE BAKERY & CAFE ファリーヌ・ベーカリー&カフェ

レドモンドのダウンタウンに2020年春にオープンしたベルジアン・ベーカリーカフェ。クロワッサンやバゲット、タルトなどのほか、ブラッスリーのような雰囲気のサラダやスープ、サンドイッチなどのブレックファストやランチのメニューも楽しめます。有名なベルギーのワッフルも、リエージュとブリュッセルの2種類があります。2022年9月にベルビューに2号店をオープン。Farine とは、フランス語で flour(小麦粉)の意味。
【ロケーション】レドモンド、ベルビュー
【公式サイト】www.farinecafe.com
L’EXPERIENCE PARIS レクスペリエンス・パリ

フランスはパリ出身のジュリアン・エルベさんが2018年7月にベルビューに開店した、ワンランク上のベーカリーカフェ。2019年7月にはマーサー・アイランドのベーカリーを買い取り、同店で販売するパンや焼き菓子やケーキ、ケータリングをすべて手がけるキッチンを兼ねた2号店として営業しています。「フランスの伝統的な味を再現するには、フランス産の小麦粉とバターを使うことが一番大事」とのこと。新鮮なワシントン州産の野菜や果物を使い、オリジナリティあふれる、完成度の高いものを追求し続けています。200種類以上のフレンチワイン、日本人にもなじみの深いマリアージュフレールの茶葉も楽しめます。取材記事はこちら。
【ロケーション】 ベルビュー、マーサー・アイランド、イサクア、カークランド
【公式サイト】www.lexperienceparis.com
BELLE PASTRY ベル・ペイストリー
オールド・ベルビューのフレンチ・ベーカリー。全面がガラスになっているので店内はとても明るく、長いショーケースにはたくさんのペイストリーやケーキが並べられている。ストロベリー・ショートケーキやエクレア、レモンムースなど甘さ控えめのケーキ、焼きたてのバゲット、ブリオッシュ、サンドイッチ、手作りスープなどは、店内のテーブル席で食べることもできる。平日のランチや週末のブランチには混み合うことも。
【ロケーション】 ベルビュー
【公式サイト】www.bellepastry.com
ボセル市
T55 Patisserie

シアトルの北東にあるボセル市に、2022年の夏に開店したフレンチ・ベーカリー。シンガポール出身のシェフ、ムハンマド・ファイロズ・ラシュドさんは、フランスのパリにある料理学校、エコール・グレゴワール・フェランディで学び、フランスやシンガポールの一流料理店で経験を積んで渡米。ムハンマドさんと妻で共同経営者のケイティ・ポールさんは、COVID-19のパンデミック宣言と時と同じくしてシアトルのインターナショナル・ディストリクトに『Susu』を開店して人気となりましたが、一旦休業。フレンチに焦点を当てた『T55 Patisserie』をボセルに開店したところ、一躍人気店になりました。
【ロケーション】 ボセル
【公式サイト】t55patisserie.com