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「フランスらしい味を楽しんでもらいたい」ジュリアン・エルベさん『L’Experience Paris』オーナー

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L'Experience Paris

「ベルビューのダウンタウンにあるフレンチカフェ」といえば必ず名前が挙がるようになった『L’Experience Paris』。ペイストリーやパン、デザートだけでなく、サラダやキッシュ、パスタなどのブランチ、サンドイッチ、ワイン、チーズなどの本格的なフランスの味が楽しめ、週末などにはペイストリーが午前中に完売してしまうこともある人気店に成長中です。

※2020年3月からの新型コロナウイルス感染対策の影響により、商品の数量が限定されているため売り切れることもあります。確実に購入したい場合は、オンライン注文がおすすめ。屋外席もあり。

オーナーのジュリアンさんが MBA を取得するためにフランスからアメリカに来たのは2003年のこと。卒業後はマイクロソフトに入社し、XBOX部門のディレクターとして世界を飛び回りましたが、シアトル地域で好みのワインがなかなか見つからなかったこと、見つかっても高額だったことから、フレンチワインを直輸入するビジネスを始めたのが、外食産業に入ったそもそもの始まりだったそうです。

L'Experience Paris

「ワインの会社が順調に成長したので、約9年間勤めたマイクロソフトの仕事を辞めて独立しました。そして、フランスの伝統的な味をたくさんの人に楽しんでもらえたらと、2018年7月にベルビューに1号店をオープンしたのです」

L'Experience Paris

フランスから呼び寄せたデザイナーがインテリアを手がけたというベルビュー店は、入口を入るとすぐ目の前から左手の奥まで伸びたショーケースに美味しそうなペイストリーやケーキが並び、奥にはキッチン、左手には天井が高く、大きな窓とワインの並ぶ棚に囲まれた明るいスペースにテーブルが並んでいます。

店内で上映されている動画は、ジュリアンさんがフランスで制作したものとのこと。ワインを作る過程と見せるものと、パリの風景などが楽しめる二本立てで、雰囲気作りにもこだわりが感じられます。

そして、2019年7月にはマーサー・アイランドの『Convivial Café』を買い取り、同店で販売するパンや焼き菓子やケーキ、ケータリングをすべて手がけるキッチンを兼ねた2号店として営業を開始しました。

「私にとってマーサー・アイランドの店は、"フランスにある小さな島" というイメージです」

L'Experience Paris

フランスの伝統的な味を再現するには、フランス産の小麦粉とバターを使うことが一番大事とのこと。新鮮なワシントン州産の野菜や果物を使い、オリジナリティにあふれる、完成度の高いものを追求し続け、200種類以上のフレンチワイン、日本人にもなじみの深いマリアージュフレールの茶葉とペアリングできるようになりました。

L'Experience Paris

「朝ならおいしいコーヒーまたは紅茶と焼きたてのクロワッサン。昼ならサンドイッチやキッシュ、サラダ、パスタ。夕方ならチーズや燻製肉などをおいしいワインとともに。週末にはペイストリーやサラダ、デザートなどを組み合わせたブランチ。いろいろな楽しみ方ができるように工夫しています」。

L'Experience Paris

シアトルにあるフレンチアメリカン商工会の会長として、フランス文化を紹介する活動にも参加しているというジュリアンさん。最後に、「食を通じて、ぜひもっとフランスの文化に気軽に触れてほしい」と話してくれました。

L’Experience Paris
www.lexperienceparis.com
※確実に購入したい場合は、オンライン注文がおすすめです。

ベルビュー店:
258 106th Avenue NE, Bellevue
水~土 9am-6pm; 日9am-3pm; 月火定休

マーサー・アイランド店:
3020 78th Avenue SE, Mercer Island
水 9am-3pm; 木~土 9am-6pm; 月火定休

掲載:2020年2月 更新:2020年9月



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