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第94回 判決の承認(Confession of Judgment)とは

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判決の承認とは、原告側が被告人に対して非を認めさせる判決です。法的解釈としては、被告人に答弁の余地も与えずに原告側に勝利の判決を下すため、州によってはこの判決の承認は憲法違反と判断し、違法とされています。

ワシントン州では、原告から要求された損害倍賞額と法的責任の内容が書面に明記され、それに被告人が宣誓・署名をしたものを裁判所に提出していれば合法とされています。(RCW 4.60)

判決の承認は、多くの場合、債権回収の手続きの際に下されます。例えば、原告がすでに債権者として確実に借金回収の権利があるとされる場合です。約束手形(Promissory Note)のような契約を当事者間で結ぶ際、債務者が滞納した時のためにこの判決を承認する条項を契約書に挿入することもあります。

従って、債務者が滞納した場合は、債権者は判決の承認を裁判所に提出するのみということになるため、債権者にとっては弁護士料と時間の節約になります。ただし、約束手形のような契約を債務者と交わす際にこの判決の承認の条項を挿入することによって債務者が気分を害することもあるため、この条項を挿入するかどうかのビジネス上の判断が必要です。

また、原告が訴訟を起こした際、答弁を出す前に被告人がその後、非を認め、訴訟の却下を求める代わりに判決を承認することもあります。例えば、被告人はすべての法的責任が自分だけにあるわけでなくても答弁に説得力がないと判断した場合は、判決を承認することによって、弁護士料等の費用と時間が節約できます。

シャッツ法律事務所
弁護士 井上 奈緒子さん
Shatz Law Group, PLLC
www.shatzlaw.com

当コラムを通して提供している情報は、一般的、及び教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。 読者個人の具体的な状況に関するご質問は、事前に弁護士と正式に委託契約を結んでいただいた上でご相談ください。

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