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相談「ストレスと食生活の乱れで太ってしまい、自分に嫌悪感を持っています」

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ワシントン州認定ソーシャルワーカー
角谷 紀誉子さん

2019年3月15日付で、コンサルティングのサービスは終了しました。
【公式サイト】 www.successabroadcounseling.com

今日は、角谷先生。私はアメリカに来て3~4年経つのですが、この頃自分の体重が気になりだしました。学校のストレスと忙しさで食生活が乱れています。ダイエットするのですが、余計に食に対しての執着心が増してしまい、やけ食いしてしまうことが度々あります。運動しようとしても運動神経が良くないので人前ではしたくありません(昔肥っていたときによくからかわれたのがまだ残っているのかも・・・)。近頃なんだか自分の体が自分の物でないように思えてなりません。食欲、体重、運動、ストレスが原因の肩凝りや腰痛等制御できない自分と自分のからだに嫌悪感をもってしまいます。このまま卒業後に日本に帰国したら、着られる服もないし、親にもみっともないから早くやせろといわれるだけです。2年前に帰国したときに迎えに来た親が最初に言ったのは「太ったな」の一言でした。どうしたら良いのでしょうか?

回答:食べ物は多くの人にとって「1日のごほうび」です。学校のストレスと忙しさで、やけ食いするというのも、ある意味で自分へのごほうびです。でも、人それぞれ、何か 好きなもの、やりたかったもの、欲しかったものがあるはずです。食べるというのは一番手っ取り早いごほうびですが、何か、別の自分へのプレゼントを考えてみてはい かがでしょう。

ストレスが原因の肩凝りや腰痛もあるということは、よほどの疲れとプレッシャーを感じているようですね。「運動しようとしても運動神経が良くないので人前ではし たくありません」という文からは、人前で何かをすることを避けているような感じがします。もしかしたら、やけ食いも1人でいる時にしているのでは? じっくり自分の生活やストレス、将来のことなどを考えてみる時期だと思います。自己嫌悪に陥るのは、自分の行き先がわからない、自分の価値がわからない時です。そんな時は、ど うしても他人の意見が気になります。卒業が近づくと、留学してきた時よりも、もっと大きな決断をしなければならなくなり(帰国するかしないか、他の勉強をするかなど)、たくさんの留学生が悩みます。アメリカに来て3~4年もがんばることができたのですから、あなたには強さも、やる気も、ここで生きるすべも、もう既にあるはずです。自分の 今までの人生と、これからの人生について、よーく考えてみてください。そして必ず、あなたの将来に夢を持ってください。それが、人生のコンパスになるんですよ。

掲載:2001年6月

コラムを通して提供している情報は、一般的、および教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。 このコラムから得られる情報に基づいて何らかの行動を起こされる場合は、必ず専門家に相談するようにしてください。



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