MENU

ハイテク時代のティーンの子育て

  • URLをコピーしました!

クリスマスはもうすぐそこ。プレゼントに新しいハイテク製品を買う前に、ぜひご一読ください。

家に地上電話しかなかった頃に子供時代を過ごし、最新テクノロジーになかなかついていけない親にとって、生まれた時から各家庭にコンピュータがあり、各自が携帯電話を持っているティーンに、言われるままにビデオゲーム機、携帯、テキストや個人のコンピュータ、タブレットなどを買い与えたりすると、子育てがとても大変なことになります。

目次

ゲーム機とゲーム

自分の家ではゲーム機やゲームの種類を制限できていても、友人の家では無制限に成人向けのゲームなどで遊んでいたりすることが多々あります。ゲームの世界の暴力と学校襲撃の因果関係の可能性は大きな問題でもあります。それ以外にも子供たちは、家では禁止されるようなセックス描写のある映像に好奇心が高まりがちです。アメリカでは、高校生になると、性的な関係ができても当たり前といった態度で、高校でも避妊具が無料で手に入ります。むやみに禁止するよりは、オープンな会話ができる親子関係でいたいものです。今のゲームはネットを通じて知らない人と簡単に友人になったりできるので、禁止してしまって子供に話をしてもらえなくなるよりは、オープンでいた方が安全な時もあります。

自分のコンピュータ

コンピュータの価格が下がり、誰でも簡単に買える時代になりました。ほとんどの家庭でインターネットに接続できる環境になっており、これは大人にとっては何でも調べられる優れものですが、子供たちには自分のコンピュータさえあれば何でも見られて、知らない人とも連絡を取り合えたりする恐ろしい道具に早代わりします。ポルノを見たり、知らない人と恋人になったりする極端なケースでなくとも、学校の宿題はネットを使ってやることが多いので、放っておくと、友達とチャットをしたり、YouTube のビデオを見たり、スカイプで話したりと、肝心の宿題をせずに遊んでいることもあります。コンピュータはキッチンやリビングルームに置き、宿題が終わってから、安全なウェブサイトのみネットで見られるようなシステムから始めた方が、子供のコンピュータとの付き合い方を監視できてよいと思います。今のコンピュータは親がコントロールできるようになっていて、指定時間以外では使えないようにすることもできます。

携帯とテキスト

今のティーンは、始終テキストを通してコミュニケーションを取り合っています。携帯が出まわりだした直後は高校などでは携帯のスイッチを切るような取り決めをしましたが、音のしないテキストは授業中でも先生にわからないようにやっているケースはよくあります。地上電話の時代はたいてい親が電話に出るので、親は子供の交友関係をつかみやすかったものですが、携帯での会話がほとんどの今は、子供が誰と付き合っているのかわ分かりにくい時代です。携帯電話自体は電話会社のウェブサイトに行けば、支払いをしている親が一時的にサービスを止めることはできますが、スマホのテキストはネット環境があれば使えるので、効果がなかったりします。

そうなると、問題が起きたときに携帯やスマホ自体を取り上げなくてはならなくなり、反抗期のティーンとの溝を深める結果になりかねません。携帯を買い与える前に、使い方をはっきり決めておくことが大切です。

Facebook などのソーシャル・ネットワーク

Facebook を使ったことがありますか?ティーンの子供に友達リクエストを送って断られたりしていませんか。ティーンはもう他のソーシャルメディアに移行し始めていますが、まだまだ Facebook で何人友達がいるかなどはティーンにとっては重要なようです。登録は無料ですが、子供が始める前にどんなものなのか説明できたら、親として子供を適切な方向に導いていけると思います。

Facebook では、自分がアップしたものに、「いいね」ボタンを押してもらったりコメントをもらったりするなど、わりとポジティブにできています。けれども、基本的にはFacebook は「自慢する場」なので、自分も「いいね」ボタンを押して欲しいので、他人が見せびらかしているものに「いいね」を押すこともあると思います。子供たちの間では、他人が見せびらかした内容を本気で信じて、自分の境遇と比べて落ち込んだりすることが多々あります。ひどい場合、うそのうわさを広めたり、サイバー・ブリーイング(cyber bullying)と呼ばれる、ネット上のいじめは Facebook などを中心に起きることも多いです。いじめられた人がそれを苦に自殺などしてしまった場合、いじめを始めた張本人は法の下に罰せられます。

そのほか、大人向けの E ハーモニーに対抗して、ティーン向けのデートサイトも盛んです。このサイトを通じて簡単にボーイフレンドやガールフレンドが作れて、場合によれば自分に本当にあうパートナーが見つけられるのも事実ですが、思春期の男の子が何が考えているか、想像がつきますよね。

このように、子供を取り巻くネット環境は刻々と変化しており、親としては、それを知っておく必要もあります。どのメディアでも、「自分はついていけないもの」と決め付けずに、まず自分で試してみましょう。

Studio Mene and Counseling Services
高田 Dill 峰子さん
Mineko Takada-Dill, MA, LMHC, ATR
カウンセリング:Rockwood Office Park 1409 140th Place NE, Bellevue, WA 98007
アート・セラピー・スタジオ:7048 27th Avenue NW, Seattle, WA 98117
【電話】 (206) 276-4915
【メール】 info@studiomene.com
【公式サイト】 jp.studiomene.com
詳細プロフィールはこちら

  • URLをコピーしました!
目次