ワシントン州は、経済活動再開のフェーズ2に含まれるヘアサロンや理髪店、ネイルサロンやコスメトロジー・スクールの営業再開に向けたガイドラインを発表しました。
これらの運用ガイドラインに含まれるパーソナル・サービス提供者には、コスメトロジスト、ヘアスタイリスト、理髪師、エステシャン、マスター・エステティシャン、マニキュリスト、ネイルサロン従業員、エレクトロロジスト、パーマネントメークアップアーティスト、タトゥー・アーティスト、美容学校、エステスクールが含まれます。
経済活動再開のフェーズ2での営業再開にあたり、ワシントン州政府は、新型コロナウイルスと感染防止対策について従業員に教育すること、従業員と顧客は常に社会的距離を維持すること、従業員に PPE を提供すること、こまめに手洗いができるようにすること、頻繁に手を触れるところは特に掃除・除菌作業を頻繁に行うこと、勤務開始時に体調確認し、病気の従業員は自宅待機・帰宅させることなどの条件を提示しています。
その他の要件の一部を簡単にまとめました。詳細はワシントン州の公式サイトで確認できます。
- すべての事業者は、店の入口にサインを掲示し、顧客は従業員と一緒にいる場合は布製のフェイスカバーを使用することを強く奨励すること
- 出入りは正面入口のみを使用し、他の出入口は施錠しておくこと
- 稼働率を50%以下に保つこと(閉鎖空間で一対一の場合を除く)
- 再開に先立ち、すべてのパーソナルサービス事業者は、包括的な感染対策・感染軽減・復旧計画を策定し、掲示すること
- CDC や保健省などの安全対策のポスターを見えるところに掲示すること
- 頻繁に手洗いができるよう水と石鹸をふんだんに用意すること
- 衛生対策を掲示すること
- すべてのリネンやタオルなどは決まりに従って洗濯すること
- 十分な消毒剤を配備すること
- 受け付けや鏡、椅子、シャンプー台を含めた頻繁に手を触れるところは顧客ごとに消毒すること
- シャンプー台ではタオルで顧客の目・口・鼻をカバーすること
- 最低6フィート(約1.8m)の適切な社会的距離の維持対策を導入すること
- キーボードやボタンなどは使用するごとに消毒すること
- 予約の際に、新しい規則について顧客に説明すること(現金ではなくクレジットカードやデビットカード、タッチレスシステムで支払う、マスクの着用、16歳未満の予約でない限り同伴者を連れてこないなど)
- 従業員に病気の症状がないか勤務開始前に確認すること
- 従業員が症状を感じた場合・陽性と診断された人と接触した場合は自宅待機・帰宅することを奨励すること
ワシントン州は、少なくとも3週間にわたり新たな感染者が確認されていない8郡に経済活動再開のフェーズ2への移行を許可したことにあわせ、この規則を発表しました。今後の状況によってフェーズ2に移行する郡にも適用されます。
シアトルのあるキング郡は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、同居していない人から6フィート(約1.8m)以上の距離を保てない屋内または屋外の公共スペースでは、18日からフェイスカバー(face covering)を着用することを強く要請すると発表しています。