ワシントン州のジェイ・インスリー知事は27日に行った記者会見で、新型コロナウイルス感染状況のデータにもとづき、釣りや狩猟、州立公園などのアウトドア・レクリエーションの一部を許可する予定であると発表しました。
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— Governor Jay Inslee (@GovInslee) April 27, 2020
インスリー知事によると、この再開は元通りに戻ることではなく、自宅待機の緩和のフェーズの一つであるとし、社会的距離を維持すること、手洗いの徹底などの安全対策を実行することなどが前提です。なお、この判断は現時点でのデータにもとづいていることから、今後もし状況が悪化することがあれば変更する可能性があります。ワシントン州では3月23日に自宅待機命令が出されて以来、州立公・州所有地・州水域でのレクリエーションは5月4日まで禁止されています。
また、州知事は、過去数週間で入院率は大幅に減少したものの、社会的距離の維持を早く緩和しすぎると感染拡大が再開してしまうことをチャートで示しながら、入院率、検査、病院の入院状況などを見て自宅待機の緩和を決定していくと繰り返しました。
5月5日に再開が予定されているものは、次のとおりです。
州立公園(日帰りのみ)
州所有地(日帰りのみ)
ボート・ランプ
釣り(太平洋岸の Marine Areas 1 から 4は利用禁止)
狩猟
ゴルフコース
なお、不要不急の移動(旅行を含む)、スポーツの試合は引き続き禁止され、アウトドアでもゴルフでもボートでも同居していない人と集まることは依然として許可されていません。トレイルですれ違う時は脇によけて社会的距離を維持することが求められ、キャンプ場もまだすべて閉鎖されています。出かける際は、市や郡の決まりも確認する必要もあります。
国立公園や国有林は州の管轄ではないため、州政府による許可の対象に入っていません。