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シアトル公共図書館が新しいアプリをリリース 図書カード機能やカタログ検索も対応

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シアトル公共図書館(The Seattle Public Library:SPL)は8日、新しいアプリを正式にリリースしました。このアプリを使えば、スマートフォンから図書カードの提示、貸出状況の確認、蔵書の検索、イベント情報の閲覧などが可能となり、利便性が大幅に向上します。

この新アプリは、現在はまだベータ版ですが、iOS(Apple App Store)で配信中。Android版は近日中にGoogle Playストアでも公開予定です。ストアで「The Seattle Public Library」と検索してください。

目次

新アプリ開発の背景:ランサムウェア攻撃と遅延を経ての実現

SPL は2018年1月に旧アプリのサポートを終了し、以降はレスポンシブ対応のウェブサイトを通じてサービスを提供していました。 ​デジタルサービスは主にアプリ 『Libby』を通じて提供され、電子書籍やオーディオブックの貸出が可能でした。​

しかし、利用者からのアプリ再導入の要望が高まり、2023年に新しいアプリの開発に着手しましたが、2024年に図書館の技術システム全体がランサムウェア攻撃の影響を受け、開発スケジュールが大きく遅延しました。

その後、図書館は競争入札(RFP)を経て、アプリ開発企業としてCommunico(コミュニコ)社を選定。さらに、人間中心設計とアクセシビリティの専門会社 Anthro-Techを起用し、利用者テストやアクセシビリティのレビューを実施しました。開発の各段階では、実際の利用者からのフィードバックが反映され、使いやすさの向上に活かされています。

主な機能:日常使いに役立つ図書館体験

新アプリでは、以下のような主要機能が搭載されています:

  • デジタル図書カードの表示
  • 本の検索、予約、貸出・返却状況の確認
  • イベント情報や図書館ニュースへのアクセス
  • ユーザーごとの設定や履歴の確認

ベータ版では引き続き利用者からの意見を募集しており、今後のアップデートに活用されます。

詳細・FAQ・フィードバックはこちら:www.spl.org/App

シアトル公共図書館とは?

シアトル公立図書館は市内に27の分館を運営しています
ダウンタウンにある中央図書館1階

The Seattle Public Library(SPL)は、「知識の力が人々の生活を豊かにする」との信念のもと、27の分館と移動図書館部門、約290万点の蔵書、そして年間数千のプログラムを通じて、地域コミュニティと情報をつなげています。

質問がある方は、Ask Us サービスspl.org/Ask)から、電話・メール・チャットでお気軽にお問い合わせください。今後の図書館の取り組みや戦略計画についても以下のページで紹介されています:

あなたの声がアプリを育てます

シアトル公共図書館では、今後もアプリの改善に向けて利用者からのフィードバックを継続的に募集しています。使ってみて感じたこと、欲しい機能などがあれば、以下の専用ページからぜひご意見をお寄せください。

詳細・FAQ・フィードバックはこちら:www.spl.org/App

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