サウンド・トランジットは18日、2023年半ばの開通が計画されていたライトレールのベルビューやレドモンドを結ぶ新路線イースト・リンクを含む、4つの延伸工事の遅延を発表しました。

現在進められている延伸工事は、イースト・リンク、リンウッド・リンク、ダウンタウン・レドモンド・リンク、フェデラルウェイ・リンクの4つ。
イーストリンク:シアトルとベルビューやレドモンドを結ぶイースト・リンクは、シアトルのインターナショナル・ディストリクトから、レイク・ワシントンの東西を結ぶ I-90の浮橋を通り、マーサー・アイランド、ベルビュー南部、ベルビューのダウンタウン、レドモンドの Bel-Red 地域を結ぶ路線。全長約14マイル(約22km)の路線には10駅が設置されます。
しかし、I-90の浮橋の東西両側で線路の支柱となるコンクリート台座の補強工事が必要となったことから、開業は少なくとも1年以上遅れるとの見通しが発表されました。2022年第4四半期に、開通に向けた新たな計画が発表される予定です。
ダウンタウン・レドモンド・リンク:レドモンド南東部に2駅を設置し、メリモア・パーク近くのメリモア・ビレッジとレドモンドのダウンタウンを通ります。この2駅はイースト・リンクが完成した1年後の2024年末に開通予定でしたが、イースト・リンクの工事の遅延に影響を受け、現時点では4~6カ月の遅延が生じる見通しです。
リンウッド・リンク:ノースゲートからスノホミッシュ郡のリンウッドまで4駅が設置されます。2024年半ばに開通が予定されていましたが、現時点では4~6カ月の遅延が生じる見通しです。
フェデラルウェイ・リンク:シアトル・タコマ国際空港の南のアングル・レイクからフェデラルウェイを結ぶ路線。先月地滑りが発生したケント市の South 259th Place 近辺の区間の再設計が必要となったことから、2024年末に開通が予定されていたフェデラルウェイ・リンクの延伸も数カ月の遅延が生じ、2025年となる見通しです。
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