米国連邦政府は2歳以上の人の公共交通機関でのマスク着用義務を来年1月まで延長していますが、通気バルブのないものという以外には、マスクの種類の規定は設けていません(CDC 参照)。
しかし、Travel Pulse や航空関係ブログの The Points Guy によると、航空会社の中には、機内でのマスクに関する規則を厳格化し、布製マスクを禁止して医療用マスク(サージカルマスク)など保護効果が高いとされる種類のマスク着用を義務付け始めるところが出てきています。
一例として、Finnair (フィンエアー)は、8月16日より、布製マスクは不可となり、医療用マスク、通気バルブのないFFP2またはFFP3規格適合マスク、それ以外ではN95規格に準拠している通気バルブのないマスクのみを許可しています。
Starting 16 August, we will no longer accept fabric masks on our flights. We accept surgical masks, FFP2 or FFP3 respirator masks without a valve or other valve free masks with the same standard (N95). Please remember you need to wear a mask throughout the entire journey. pic.twitter.com/Am4SxtT1G3
— Finnair (@Finnair) August 13, 2021
「布製マスク、フェイスシールド、バルブ付きマスクやマスク代わりのスカーフは、飛沫が漏れてマスク着用と同等の保護効果を得られないため、ご着用いただけません」(フィンエアー公式サイト)
また、エールフランスの機内では、サージカルマスク(医療用マスク)あるいはFFP1、FFP2、FFP3 FFP3のバルブなし規格マスクの着用が義務付けられています。
その他には、ルフトハンザドイツ航空、スイス航空、エールフランス、クロアチア航空などが、布製マスクを禁止しています。
米国の航空会社では、デルタ航空は、布製マスクも許可されているマスクに含めていますが、「目の詰まった布製のマスク(2~3枚重ねのものを推奨)」と記載しています。
パンデミック宣言が出されてから約1年半。飛行機で移動する場合は利用する航空会社がマスクの種類を指定しているかどうか確認する段階に入ったと言えそうです。