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シアトル国際映画祭、2023年の上映作品・イベントを発表</br>5月11日~5月21日開催

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第49回シアトル国際映画祭 オープニング上映作品はアジア系監督・俳優主演作品『Past Lives』

260本を超える映画を上映するシアトル国際映画祭(SIFF: シフ)が、5月11日から5月21日まで、シアトル市内の8会場で開催されます。

2023年で49回目を迎える歴史ある映画祭で、上映作品には世界初公開、北米・米国未公開、シアトル未公開の映画などをラインアップ。初日や最終日はもちろん、期間中にさまざまなイベントも企画されています。

2023年のシアトル国際映画祭 概要

上映作品: 264本
出品国・地域: 74カ国・地域
長編作品: 88本
ドキュメンタリー: 45本
古典作品: 4本
短編作品: 125本
非公表作品: 2本

このうち、世界初公開作品は23本(長編6本、短編17本)、北米初公開作品は30本(長編24本、短編6本)、米国発公開作品13本(長編9本、短編4本)です。

また、監督デビュー作品または2本目の作品は69%、米国公開予定のない作品は73%、女性/ノンバイナリ監督作品は52%、女性監督によるコンペ出品作品は50%です。

オープニング上映作品

第49回シアトル国際映画祭 オープニング上映作品はアジア系監督・俳優主演作品『Past Lives』

5月11日(木)
上映作品: 『Past Lives』

あらすじ: 幼い頃に仲良しだったノラ(グレタ・リー)とソン(ユ・テオ)は、ノラの家族が韓国からカナダに移住したことで離れ離れになってしまいます。20年後、ニューヨークで運命的な再会を果たした二人は・・・。

脚本・監督は韓国系カナダ人のセリーヌ・ソン。主人公のノラ役は韓国系アメリカ人のグレタ・リー、ノラが出会うソン役はドイツ生まれの韓国系俳優ユ・テオが演じます。

今年1月にサンダンス映画祭で上映され、高い評価を得た注目作品をオープニング・ナイトに選んだことについて、SIFF のアーティスティックディレクターのベス・バレット氏は「今年の映画祭は、映画を通じて新しい世界を発見する喜びを称えるものです」と述べています。「セリーヌ・ソンの痛々しいほど美しい長編デビュー作 『Past Lives』 からその旅を始められることを光栄に思っています」。

オープニングナイトでの上映には、脚本家で監督のセリーヌ・ソンが来場し、上映後のQ&Aに参加する予定です。ソンの戯曲 『Endlings』 は、2019年に American Repertory Theater で世界初演され、2020年に New York Theatre Workshop で初演されました。

映画上映と Q&A の後は、会場のパラマウント・シアターと9th Avenue でオープニングパーティーが開催されます。チケットは SIFF 会員は75ドル、一般は85ドル。詳細はこちら

クロージング上映作品

第49回シアトル国際映画祭 オープニング上映作品はアジア系監督・俳優主演作品『Past Lives』

5月21日(日)
『I Like Movies』

あらすじ: 2002年のカナダの田舎が舞台のコメディドラマ。ニューヨーク大学への進学を夢見る映画好きの高校生ローレンスは、地元のビデオ店で働き始め、大人になるために必要なことが何かを学ぶことになる。

脚本・監督はカナダ人のチャンドラー・レヴァック。これまでもカナダのクリエイターに授与されるジュノー賞にノミネート経験があるが、最新作の『I Like Movies』で長編デビューした。2022年トロント映画祭で上映されたほか、カルガリー国際映画祭で RBC Emerging Artist Awardを受賞している。

日本映画

【一覧】 www.siff.net

5月14日・19日上映
『かがみの孤城 (Lonely Castle in the Mirror)』

第49回シアトル国際映画祭 オープニング上映作品はアジア系監督・俳優主演作品『Past Lives』

2018年の本屋大賞、「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR2021」(文庫部門)など、数々の賞を受賞している辻村深月の同名小説の劇場アニメ作品。同級生からのいじめが原因で不登校となった中学生・こころ。自室に引き籠もっていたある日、部屋に置いていた鏡が光り、こころがその中に入り込むと、見知らぬ中学生6人と、お城が現れる。「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子に、「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と告げられるが…。監督は原恵一。主人公の声優は當真あみ。

【日本語公式サイト】 movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo/

5月14日・19日上映、22~29日ストリーミング
『Plan 75』

第49回シアトル国際映画祭 オープニング上映作品はアジア系監督・俳優主演作品『Past Lives』

2022年公開作品。日本・フランス・フィリピン・カタール合作。舞台は75歳以上の高齢者に安楽死を選ぶ権利(通称・プラン75)が提供される近未来の日本。未亡人で78歳のミチ(倍賞千恵子)は高齢を理由に解雇され、住むところも失いそうになったことから、プラン75を申請するかどうか考え始めるが・・・。監督は本作が長編デビュー作の早川千絵、主演は倍賞千恵子。第95回アカデミー賞・外国語映画賞部門 日本代表作品。

【日本語公式サイト】 happinet-phantom.com/plan75/

5月13日上映
『七人の侍(Seven Samurai)』

第49回シアトル国際映画祭 オープニング上映作品はアジア系監督・俳優主演作品『Past Lives』

1954年公開作品。監督は黒澤明、主演は三船敏郎と志村喬。日本の戦国時代を舞台に、野武士の略奪に悩む百姓に雇われた7人の侍が、協力して野武士の襲撃から村を守る様子を描く。

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