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サザンレジデントのオルカ Tahlequah(J35)が無事出産

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ワシントン州の海域に生息するオルカ(シャチ)のグループ、サザンレジデント(Southern Resident)に属する Tahlequah(J35)が無事に出産したと、The Center for​ Whale Research が発表しました。

母親の Tahlequah(J35)は、2018年に出産直後に死亡した赤ちゃんオルカの遺骸を少なくとも17日間、1000マイル以上にわたり運び続けたことで世界的なニュースになったオルカです。

1976年からオルカの調査を行っている The Center for Whale Research によると、9月1日と3日にハロ海峡で J-pod と遭遇した際、妊娠中の J35とJ41はまだ出産していなかったとのことですが、9月5日に
Pacific Whale Watch Association のホエールウォッチャーから小さな赤ちゃんオルカを目撃したとの情報を得て、出産したのが Tahlequah(J35)であることを確認しました。

オルカの背びれは誕生から1-2日で直立しますが、赤ちゃんオルカ(J57)はすでに背びれが直立していたことから、9月4日に誕生したと記録されることになりました。赤ちゃんオルカは健康そうで、母親のそばで元気に泳いでいたとのことです。

同センターによると、サザンレジデントはここ数年、栄養に関連したストレスを抱えており、妊娠の多くが失敗に終わり、赤ちゃんオルカの死亡率は約40%となっています。

この新しい赤ちゃんをJ57とすると、サザンレジデント・オルカの頭数は73頭となりますが、7月1日現在の公式頭数は推定72頭となります。

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