
母親のユナは約900ポンド(約408kg)、父親のバクは約800ポンド(約363kg)。
Photo/Point Defiance Zoo & Aquarium Staff
撮影:2025年2月3日
ワシントン州タコマ市のポイント・デファイアンス動物園&水族館で、マレーバク(Malayan tapir)の赤ちゃん「ウメ」が元気に成長中です。
母親は10歳のユナ、父親は同じく10歳のバクで、赤ちゃんの名前「ウメ」は日本の「梅」(Ume)に由来しています。
マレーバクは、マレー半島とスマトラ島に生息する唯一のアジア産バクで、南北アメリカ大陸以外では見られません。おとなしい草食動物で、種子を散布し、森林の多様性を維持する重要な役割を担っています。しかし、森林伐採や人間の開発による生息地の喪失が進み、国際自然保護連合(IUCN)では絶滅危惧種に指定されています。

撮影:2025年2月11日
ウメの母親のユナと父親のバクは、「種の生存計画®」の一環としてペアリングされました。この計画の目的は、人間の飼育下にあるマレーバクの遺伝的多様性と長期的な持続可能性を確保することです。
マレーバクの妊娠期間は13~14ヶ月。赤ちゃんは通常、約6ヶ月間母乳で育ち、母親と共に12~18ヶ月を過ごします。生まれたときは焦茶色の体に白い斑点と縞模様がありますが、成長するにつれ頭部は黒くなり、胴体の白い斑点と縞模様が消え、鼻が長くなります。
So much love and endless kisses between tapir baby Ume and momma Yuna! 🥹 📹: Keeper Chrissy
— Point Defiance Zoo & Aquarium (@ptdefiancezoo.bsky.social) February 22, 2025 at 6:03 PM
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「この素晴らしい瞬間を目の当たりにし、ウメの成長を見守れることをとても嬉しく思います」と、キュレーターのテレナ・ウェルシュさん。
ウメの一般公開は、この春の終わり頃に予定されています。