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キング郡議会、恒久的な銃・弾薬の返却プログラム導入を承認

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キング郡議会は26日、住民が不要になった銃器・弾薬をキング郡保安官事務所に自主的に持ち込めるプログラムを常設する案を全会一致で承認しました。

このプログラムは、キング郡保安官事務所が警察業務を提供している10の契約都市を含む、キング郡保安官事務所が運営する分署や事務所に、不要な銃器や弾薬を誰でも持ち込むことができるようにするもの。また、銃器や弾薬の引き渡しを希望する住民がさらにアクセスしやすくなるように、郡内の都市とのパートナーシップを模索することが保安官に求められています。

キング郡のニュースリリースによると、この法案はキング郡議会の複数の議員が提案したもので、その一人のロッド・デムボウスキー氏は「キング郡の銃乱射事件を減らすために、私はできる限りのことをすることを約束する」と述べています。

「流通する銃の数を減らせば、銃による事故、怪我、死亡を減らすことができる。また、これまでの経験から、不要になった銃を責任ある団体に渡して処分してもらうことを住民が歓迎していることがわかっている。このプログラムによって、郡全域の住民がこのリソースを利用できるようになり、できるだけ早く立ち上げることができると期待している」

Gun Violence Archive によると、米国では、2022年に入ってからすでに356件以上の銃乱射事件が発生しています。

ワシントン州で地域社会における銃暴力の危機に対する解決策を見出すために活動している Alliance for Gun Responsibility によると、最新のデータでキング郡における全体の銃撃被害者数は2017年から2020年までの4年平均で70%増加し、銃撃死亡者数は54%増加しています。また、ワシントン州では、銃による死因の75%を占めているのは自殺です。

キング郡は、「これまでにも押収した銃器の廃棄を義務付け、銃器の安全な保管を奨励し、Extreme Risk Protection Orders(自分自身や他人に危険を及ぼす個人による銃器の使用を制限すること)を実施するなど、安全性を高めるためのプログラムや政策を実施し、成功を収めてきた実績がある」とのこと。2013年にキング郡とシアトル市が調整した銃器・弾薬の自主回収プログラムでは、716丁の銃器が法執行機関に安全に引き渡されました。

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