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久石譲、シアトル・シンフォニーと二度目の共演 現地ファン熱狂

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©Seattle Symphony/Brandon Patoc

2022年にシアトル・シンフォニーとの初共演で4回のコンサートが完売したのに続き、作曲家・指揮者の久石譲氏が、シアトルを再訪。1月12日から3日間にわたりベナロヤ・ホールで行われた3回のコンサートは完売し、公演終了後はスタンディングオベーションで、アンコールが終わっても歓声と拍手が止みませんでした。

©Seattle Symphony/Brandon Patoc

初日の公演は開幕前からホールに熱気が満ち、久石氏が舞台に登場すると、割れんばかりの拍手が巻き起こりました。前半はパンデミックが始まった年に作曲された交響曲第二番、休憩を挟んで、後半は山形県からの委託で作曲したという『I Want to Talk to You』で始まり、最後は交響組曲『もののけ姫』。久石氏によるピアノと、コンサートマスターによるバイオリンの演奏、そしてソプラノのセリーナ・エドゥルジーによる独唱、シアトル・シンフォニーの演奏で会場が満たされ、最後の音が消えた瞬間、観客が総立ちになり、拍手が湧き起こりました。その後も拍手は鳴り止まず、アンコールで『ハウルの動く城』から『Merry-Go-Round』、そして『君たちはどう生きるか』から『As Me Why』を演奏した後、舞台から手を振りながらゆっくり退場する久石氏に、さらに大きな歓声と拍手が送られました。

©Seattle Symphony/Brandon Patoc

久石氏とシアトル・シンフォニーの共演は、1月9日から約1週間に及ぶスペシャル・レジデンシーのメインイベント。およそ1年半ぶりにシアトルを訪れた久石氏は、9日から14日にわたりシアトルに滞在し、シアトル・シンフォニーとのリハーサル、室内楽プロジェクト『Music Future』で自身のキュレーションによるオリジナル作品の指揮、若手音楽家と対話する Youth in Conversation など多忙な日程をこなし、シアトルのさまざまなコミュニティとの交流を実現しました。

シアトル・ユース・シンフォニー・オーケストラ(SYSO)とシアトル・シンフォニーは、2月21日(水)午後7時30分からベナロヤ・ホールで開催されるサイド・バイ・サイド・コンサートで、交響組曲『もののけ姫』の第1楽章と第2楽章を演奏する予定です。

シアトル・シンフォニー:www.seattlesymphony.org
シアトル・ユース・シンフォニー・オーケストラ:syso.org
セリーナ・エドゥルジー:www.serenaeduljee.com

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