国土安全保障省の国境警備戦術部隊の動員解除が行われ、シアトル地域から退去したと、ワシントン州のインスリー知事が発表しました。
インスリー知事によると、シアトルのジェニー・ダーカン市長が国土安全保障省に確認したとのことです。
先週、インスリー州知事とダーカン市長、キング郡のダウ・コンスタンティン行政長官らは、州と地元当局者との協議や同意なしに国土安全保障省が連邦職員をワシントン州に配備したことに深い懸念を表明し、司法省と国土安全保障省に連邦職員の行動範囲について説明を求めていました。
「この動員解除により、ワシントン州民は、対立を引き起こし、平和的な抗議を弱体化させようとするホワイトハウスの狙いをもはや心配する必要がなくなった」とインスリー知事は述べています。
「平和的に抗議している人々は、人種的正義が緊急に必要であるという公共の意識を高め、今後も対応を求めて声を上げ続けることは間違いない。我々は、すべての人のために、より良く、より公平なワシントン州を実現することに向けて前進し続けなければならない」
シアトル市のダーカン市長、キング郡のダウ・コンスタンティン行政長官、シアトル市のピート・ホームズ法務官も、これを歓迎する声明を出しています。
キング郡のダン・サターバーグ検事は、ポートランドでの連邦職員の行動に触れ、「シアトル地域からの国境警備戦術部隊の退去は朗報だが、ポートランドのことを忘れないようにしよう」と述べています。
