米国は5日、中華人民共和国(PRC)でCOVID-19感染者が増加していることを受け、中華人民共和国(PRC)および香港・マカオ特別行政区からの渡航者や、入国前10日間にわたり中国に滞在した人、特定の空港から米国へのフライトに搭乗する旅行者に対し、搭乗前2日以内の陰性証明または回復証明の提示を義務付けました。
この条件は、国籍やワクチン接種の有無にかかわらず、中華人民共和国(PRC)および香港・マカオ特別行政区からの2歳以上の航空旅客が対象です。
また、中国から別の国を経由して米国に渡航する旅行者、および米国を経由して別に目的地に向かう旅行者も対象です。
さらに、中国から米国への直行便に加え、韓国の仁川国際空港、カナダのトロント・ピアソン国際空港とバンクーバー国際空港を経由して米国に向かう旅行者は、米国へのフライト搭乗前2日以内に過去10日間中国に滞在していた場合、COVID-19陰性検査の実施を義務付けられます。CDCによると、これら3つのトランジットハブは、中国および香港・マカオ特別行政区を出発する旅客の圧倒的多数を占めています。
フライトの搭乗10日以上前に陽性反応が出た旅行者は、陰性証明の代わりにCOVID-19からの回復証明書を提出できます。
航空会社は、搭乗前にすべての乗客に対しCOVID-19の陰性証明書、または回復証明書を提示するか、その乗客の搭乗を拒否する必要があります。
詳細は CDC の公式サイトで確認できます。
また、米国ではシアトルを含む7つの空港で、到着した乗客がCOVID-19検査のボランティアに参加できるようになっています。CDC(疾病管理予防センター)のこのプログラムは現在、少なくとも30カ国から約500便を対象としており、その半分以上が中国とその周辺地域からのものとなっています。
更新:2023年1月10日 「2歳以上が対象」を追記しました。