マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏（65）と妻メリンダさん（56）は3日、離婚を発表しました。
二人はそれぞれの個人ツイッターに共同声明を投稿し、「これまでの27年間に、3人の素晴らしい子どもたちを育て、人々が健康で生産性の高い人生を送れるよう世界中で活動する財団を作ってきた。そのミッションをこれからも信じ、財団での仕事を一緒に続けるが、お互いが人生の次のフェーズで一緒に成長していけると思わなくなった」と述べています。
メリンダさんは、今回の発表にともない、個人ツイッターで使用している名前に旧姓の French を追加し、Melinda French Gates となりました。
ビル・ゲイツ氏は1975年に故ポール・アレン氏とマイクロソフトを創業。1987年に同社のプロダクト・マネジャーとして入社したメリンダさんと出会い、1994年に結婚しました。その後、2000年までマイクロソフトの CEO を務め、同年、医療や貧困、環境などの問題解決に取り組むビル＆メリンダ・ゲイツ財団を設立。2020年に同社の取締役を退任し、ゲイツ財団の共同運営に注力しています。
資産家の離婚において注目されるのは、夫婦の資産がどう分割されるかということ。2019年にアマゾン創業者で世界一の資産家のジェフ・ベゾス氏がマッケンジー・スコット氏との離婚を成立させた時に記録された和解金約360億ドルは大いに注目を集めました。
シアトル・タイムズは、資産がアマゾン社の株式に集中していたベゾス氏の資産分割よりも、ゲイツ家の場合は資産を分散していることから、分割が複雑になる可能性があると指摘しています。
