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新20ドル紙幣の顔にハリエット・タブマンを採用する計画をバイデン政権が再開

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バイデン政権は25日、元奴隷で奴隷解放運動家として闘ったハリエット・タブマン(Harriet Tubman:1822-1913)の肖像を20ドル札のデザインに起用する計画を加速化する方法を探っていると発表しました。

現20ドル紙幣の肖像を第7代大統領のアンドリュー・ジャクソンからタブマンに差し替えることは2016年のオバマ政権時代に決定されましたが、2019年のトランプ政権時代に延期が発表されました。

メリーランド州で黒人奴隷の両親のもとに生まれたタブマンは、フィラデルフィアへ脱出した後、奴隷制に反対する活動家や「地下鉄道」(Underground Railroad)と呼ばれるセーフハウスを利用し、13回におよぶミッションで両親や友人を含む約70人の奴隷の救出に成功したとされています。

また、南北戦争中は連合軍(Union Army)のスパイなどとして活動しましたが、サウスカロライナ州コンバヒー川沿いにあったプランテーションの襲撃では軍隊の指揮官として活躍し、700人以上の奴隷を解放することに成功しました。晩年は女性の支援活動をしたことで知られています。

2019年11月にはタブマンの活躍を描いた映画 『Harriet』 が劇場で公開されました。



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