サステナブルな寿司レストランとしてオレゴン州ポートランドで創業し、ポートランドに5軒、コロラド州デンバーに1軒の計6店舗を展開している 『Bamboo Sushi』 が、10月30日(水)にシアトルのユニバーシティ・ビレッジに7号店をオープンします。
メニューは、サステナブルな材料とユニークな味を組み合わせた、手頃な価格の料理が中心。人気の巻物(ロングビーンとネギの天ぷらをのせたグリーンマシンロールに、アボカドとコリアンダーの甘いチリソースをかけたものなど)、伝統的な巻物、質の高い握り、ベジタリアンやビーガン向けのチョイス、そしてグループで分けて食べられる日本風の料理が揃っています。
ディナー営業では、ローカル産のシーフードや旬の野菜を使ったシアトルらしい料理が加わり、その大半がグルテンフリー。寿司屋で注文できるおまかせと、よりモダンでオリジナルな料理の両方が楽しめるそうです。オーガニックのワインやバイオダイナミックなプロセスを専門とするワシントン州産のワインや、兵庫県神戸市にある酒心館と共同開発した日本酒などもラインアップしています。
インテリアにも環境保護のアイデアが生かされており、椅子、布地、テーブルの表面、ベンチなどの材料は、再利用された素材や廃材。また、可能な限り廃棄物が少ない方法でローカルで製造された食器、アップサイクルとリサイクルの素材でできたエプロン、代替エネルギーを利用した電気を使用するなど、細かなところまで配慮が行き届いています。
「シアトルは、ポートランドを拠点とする当社にとっての北西部のルーツの自然な延長線上にあり、活気のあるユニバーシティ・ビレッジに当社最大の店舗をオープンすることがとても楽しみです」と、創業者のクリストファー・ロフグレンさん。「私たちは、企業として成長し、人々の食事、他の人々のビジネスのやり方、私たちの環境の扱い方に変化をもたらすことを目指しています。ここにはたくさんの地元の業者がいるので、私たちのサステナビリティ、Farm to Table (農場から食卓まで)の農産物、そしてさまざまな素晴らしいシーフードを紹介するのに理想的な場所にいると言えます」。
クリストファーさんによると、同社は日本国外でも「カイゼン」として知られる、常により良くしようとするやり方を採用しています。2008年には、MSC(Marine Stewardship Council: 海洋管理協議会)認証を受けた米国初の独立系レストランとなり、その後、グリーン・レストラン協会の認証も取得するなど、地場でのサステナブルな事業を展開しています。2012年にはBコーポレーション(非営利のB Labが公益を優先する企業に与える認証制度)となることで営利企業がいかに環境に配慮できるかを示すモデルとなり、わずか2年前にはメニューの一品一品に至るまでそのCO2の排出量を計測している世界初の寿司レストランになりました。また、CO2の排出は SeaGrass Grow を通して完全にカーボンニュートラルにし、昨年、世界初の Aquaculture Stewardship Council(水産養殖管理協議会)認証レストランとなり、Surfrider Foundation を通じて新たな持続可能性認証を取得し、ジェームズ・ビアード財団の Smart Catch Program においてリーダーの地位を獲得しました。
同社は、サンフランシスコにも3軒の開店を予定しています。
Bamboo Sushi
2675 NE University Village Street, Seattle(地図)
6m-10pm ※11月中旬からランチ営業開始予定
ハッピーアワー 5pm-6pm
テイクアウト専用窓口 11am-5pm ※11月中旬から開始予定
bamboosushi.com