シアトルに本社のあるアラスカ航空は、客室乗務員が機内でマスクやフェイスカバーを着用するよう求めても拒否した乗客の搭乗を一定期間にわたり停止する可能性があることを発表しました。
Safety is our top priority! Starting in early July, our flight attendants will be empowered to issue a warning to any guest who flagrantly refuses to wear a mask on board our aircraft. Learn more on our blog: https://t.co/MP0HHgSHPQ
— Alaska Airlines (@AlaskaAir) June 30, 2020
同航空は公式ブログで、「7月初旬から、当社の客室乗務員は、航空機内で繰り返しマスクやフェイスカバーの着用を拒否するお客様に最終通知を発行する権限を与えられます。黄色いカードを手渡すという形でのこの警告により、お客様のご旅行が評価され、一定期間にわたり当社の利用が停止される可能性があります」といった説明を掲載しています。
なお、マスク、またはフェイスカバーを忘れた乗客には無料で配布するとのことです。また、2歳未満の子ども、呼吸困難を引き起こす医学的問題を抱える人、介助なしにマスクを外すことができない人、またはマスクをすることができない障害を持っている人は、例外が認められています。
6月30日からは、チェックインの際に、マスクに関する規則を遵守する意思を確認し、それを証明するために必要な健康協定に署名することが求められます。7月からは個別の除菌シートも提供されます。
米国の大手航空会社を代表する業界団体 Airlines for America は、6月15日にアラスカ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空、デルタ航空、ハワイアン航空、ジェットブルー航空、サウスウエスト航空がフェイスカバー着用の新たな方針を積極的に採用すると発表していました。
なお、シアトル・タコマ国際空港は、公共の場では常にマスク、またはフェイスカバーの着用を義務付けている空港の一つ。利用する空港の決まりをあらかじめ確認しておく必要があります。