5月21日、アラスカ航空(本社:シアトル)がシアトル・タコマ国際空港(SEA)とロンドン・ヒースロー空港(LHR)を結ぶデイリー運航の直行便を就航しました。シアトルを本拠地とするアラスカ航空にとって、ヨーロッパへの長距離路線は大きな転換点です。
アラスカ航空はもともと太平洋岸北西部を中心に成長した航空会社。1932年の創業以来、アラスカ州やハワイ、メキシコなど比較的近距離の路線を主軸としてきました。それが2016年のヴァージン・アメリカ買収を経て規模を拡大し、2023年にoneworld(ワンワールド)アライアンスに加盟。そして2026年、いよいよ大西洋横断路線に踏み出しました。
アラスカ航空のロンドン就航
今年に入り、アラスカ航空は4月にイタリア・ローマ(FCO)への初の大西洋横断便を開設し、5月21日にロンドン(LHR)への直行便を就航しました。5月28日にはアイスランド・レイキャビク(KEF)へのサービスも開始します。
ロンドン路線はヒースロー空港のターミナル3から毎日1便。使用機材はボーイング787-9ドリームライナーで、ビジネスクラスはフルフラットシートを備えます。往復の参考運賃は699ドル前後から設定されています。
シアトル発、国際線直行便リスト(2026年)
アラスカ航空のロンドン就航で、シアトル・タコマ国際空港の国際線ネットワークはさらに充実。公式情報によると、2026年現在、36の航空会社が94の国内線と33の国際線目的地に就航しています(カナダ・メキシコ・季節便含む)。以下は主な国際線直行便のリストです。
ヨーロッパ(通年·季節便含む)
- ロンドン(LHR):アラスカ航空・デルタ航空・ブリティッシュ・エアウェイズ・ヴァージン・アトランティック(通年)
- パリ(CDG):エールフランス・デルタ航空(通年)
- アムステルダム(AMS):デルタ航空(通年)
- フランクフルト(FRA):ルフトハンザ(通年)
- ミュンヘン(MUC):ルフトハンザ(通年)
- チューリッヒ(ZRH):スイス国際航空(通年)
- ダブリン(DUB):エアリンガス(通年)
- イスタンブール(IST):ターキッシュ・エアラインズ(通年)
- レイキャビク(KEF):アイスランドエア(通年)・アラスカ航空(季節便、5月就航)
- コペンハーゲン(CPH):SAS(季節便、5月~10月)
- ヘルシンキ(HEL):フィンエアー(季節便、5月~9月)
- ローマ(FCO):アラスカ航空・デルタ航空(季節便)
- バルセロナ(BCN):デルタ航空(季節便)
アジア・オセアニア・中東
- 東京・成田(NRT):ANA・日本航空(通年)
- 東京・羽田(HND):ANA・デルタ航空(通年)
- ソウル(ICN):大韓航空・アシアナ航空(通年)
- 香港(HKG):キャセイパシフィック(2026年3月就航、通年)
- 台北(TPE):エバー航空・チャイナエアライン・スターラックス(通年)
- 上海(PVG・PEK等):中国系航空会社(通年・季節便含む)
- マニラ(MNL):フィリピン航空(通年)
- シンガポール(SIN):シンガポール航空(通年)
- ドーハ(DOH):カタール航空(通年)
- ドバイ(DXB):エミレーツ(通年)
- パペーテ・タヒチ(PPT):エアタヒチヌイ(通年)
2027年、アラスカ航空の大型ラウンジが完成予定
アラスカ航空は路線拡張だけでなく、空港施設への投資も発表しています。2027年後半には、シアトル・タコマ国際空港内に全米最大級の2階建てラウンジが完成予定。国際線の拡大を見越した戦略的な投資で、旅行体験の向上が期待されます。
現時点では、アラスカ・ラウンジ+会員はロンドン・ヒースロー空港のアドミラルズ・クラブを利用可能。ビジネスクラス「Suites」搭乗客やワンワールドのサファイア・エメラルド会員は、提携ラウンジへのアクセス権があります。
まとめ
ロンドン直行便の就航は、東海岸経由の乗り継ぎを避けたい西海岸在住者にとって、フライト時間の短縮とストレスの軽減が期待できます。
JALのマイルを持っている方には特に注目してほしいのは、アラスカ航空はワンワールド加盟のため、JALとのマイル共有や上級会員特典の相互利用ができること。シアトル発のロンドン直行便でJALマイルを貯める、あるいはJAL上級会員がアラスカ航空のラウンジを使うといった活用法が現実的になりました。
日本との直行便は引き続きANA・JAL・デルタ・アラスカ航空の4社が毎日運航中です。シアトル~日本間の直行便については、ジャングルシティの関連記事もご参照ください。


