アラスカ航空とハワイアン航空は、予約から搭乗まですべてを管理する旅客サービスシステム(PSS:Passenger Service System)の統合を完了しました。両社を傘下に持つ Alaska Air Group(本社:シアトル)のCEO、Ben Minicucci 氏は「複数ブランドを単一プラットフォームで運営するのは米国の航空会社として前例がない取り組み」とコメントしています。
アメリカ在住の方やシアトルを訪れる旅行者にとって、この統合は予約・チェックイン・搭乗の流れが大きく変わるタイミングです。何がどう変わるのか、ポイントをまとめました。
アプリが1つに!「アラスカ ハワイアン」統合アプリの主な新機能
両航空会社の公式モバイルアプリが1本に統合されました。アラスカ航空テーマとハワイアン航空テーマを選んで切り替えられるので、使い慣れたブランドのデザインのまま利用できます。
新アプリで可能になった主な操作は以下のとおりです。
- アラスカ・ハワイアンいずれの便も1つの予約番号(ロケーター)で管理
- フライトの変更・キャンセル、同日の便への振り替え
- Apple Pay 決済
- 国内線での幼児(膝上)の追加
- 搭乗券のシェア
- 現金またはポイントで30以上のパートナー航空会社(ワンワールド加盟各社含む)の便を予約
- ハワイアン航空ファーストクラスの機内食事前注文(5月開始予定)
- TSA タッチレスIDへの登録(Atmos Rewardsメンバー対象)
チェックインはモバイル・ウェブのみに 紙の搭乗券は廃止へ
アメリカ在住者・旅行者にとって特に注意が必要なのがこの変更です。
- ハワイアン航空もアラスカ航空と同様、チェックインはモバイルアプリまたはウェブのみとなりました。
- 空港カウンターでの搭乗券印刷はなくなるため、出発前にスマートフォンでのチェックインを済ませておきましょう。
- 空港ロビーにはバッグタグを自分で印刷できるキオスクが設置されています。
シアトル(SEA)でも空港ロビーが共用化 2026年4月23日から
ラスベガス、ロサンゼルス、ニューヨーク(JFK)など主要都市に続き、4月23日からシアトル・タコマ国際空港(SEA)でも両社のチェックインカウンターが同じロビーに統合されます。シアトルを拠点にする方も、旅行でシアトルを経由する方も、空港での手続きがよりスムーズになります。
フライトコードはすべて「AS」に ハワイアンブランドは継続
今後すべての便は IATA コード「AS」に統一されます。ただし、ハワイアン航空の便は引き続きハワイアンの機内サービス(ho’okipa=おもてなし、地元シェフの機内食、ハワイの音楽など)を維持します。プアラニ(Pualani)のロゴも空港・デジタルチャンネルに残ります。
搭乗グループが「A〜F」のアルファベット方式に変更
ハワイアン航空の搭乗グループ表示がアラスカ航空と同じA〜F制に統一されました。エリート会員、サポートが必要な方、子連れファミリー、現役軍人の優先搭乗は継続されます。
ハワイアン航空の太平洋横断便でアルコールが無料に
ハワイアン航空の太平洋横断フライトでは、プレミアムクラス(旧エクストラコンフォート)利用者および Atmos Gold・Platinum・Titanium メンバーへのアルコール提供が無料となりました。
マイレージは「Atmos Rewards」に一本化
両社共通のマイレージプログラム「Atmos Rewards」は WalletHub の調査で米国航空会社No.1に選出されています。ワンワールド加盟各社を含む1,000以上の就航先でポイントを貯めて使えます。ハワイアン航空の「Huaka’i by Hawaiian」も引き続き利用可能です。


