アラスカ航空グループ(本社:ワシントン州シータック)は3日、シアトルとイタリア・ローマを結ぶ直行便を2026年5月に就航すると発表しました。シアトルとイタリアが定期直行便で結ばれるのは、これが初めてとなります。
ニュースリリースによると、このシアトル〜ローマ線の運航は、シアトルを西海岸の国際ハブとして強化するアラスカ航空の戦略の一環。「エメラルド・シティ(シアトル)」と「エターナル・シティ(Eternal City/永遠の都 ローマ)」を結ぶこの直行便は、2025年秋よりアラスカ航空の公式サイトおよびハワイアン航空の公式サイトにて、航空券の販売が開始される予定です。
フライトスケジュール(現地時間)
区間 | 出発時間 | 到着時間 | 運航日 | Aircraft |
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シアトル → ローマ | 6:00 pm | 翌日1:45 pm | 月・水・金・日 | ボーイング787-9 |
ローマ → シアトル | 3:45 pm | 6:00 pm | 月・火・木・土 | ボーイング787-9 |
※スケジュールは変更される可能性があります。
マイレージ会員からも人気のローマ
アラスカ航空によると、ローマは、シアトルからの直行便がこれまで存在しなかったヨーロッパの主要都市の中で最大規模のデスティネーション。マイレージプラン会員の中でも常にリクエスト上位に入っています。
今回の直行便就航により、シアトルからローマへ行きやすくなる上、西海岸の都市やハワイからの乗り継ぎが1回で到着できることになります。
シアトルを “西海岸の国際ゲートウェイ” へ
アラスカ航空グループは、米国西海岸の航空会社では最大規模。シアトル・タコマ国際空港(SEA)を西海岸最大の拠点とし、北米全域に104の直行便を運航しています。
アラスカ航空はハワイアン航空との統合により、今後3年間で10億ドルの利益増加を目指す戦略「Alaska Accelerate(アラスカ・アクセラレート)」を推進中。ローマ線は、今年5月12日に就航した成田線、今年9月12日就航予定の仁川線に続く、シアトル発の3つ目の大型国際路線となります。
シアトルからの国際線はますます充実
現在、シアトル・タコマ国際空港からは29の航空会社が35都市へ直行便を就航しています。今年5月12日にはアラスカ航空によるシアトル〜東京・成田線、6月2日にはエーデルワイス航空のシアトル〜チューリッヒ線が就航しました。9月にはアラスカ航空のシアトル〜韓国・ソウル線が新たに就航する予定です。
